出版社内容情報
人の心の痛みがわかる、優しく、温かい心を育めば、いじめや暴力もなくなるはず??親のあるべき姿勢と、いかにしつけるかを説く。 子どもたちの心の荒みを象徴する事件や出来事が後を絶たない現実を前に、うろたえたり、「もっと厳しく育てるべき」と声を荒げても何の解決にもならないばかりか、ますます多くの子どもたちの心を荒ませるばかりです。▼本書は、セラピストとして日々心の問題に直面している著者が事例をもとに、「思いやり」をキーワードに子どもたちを心豊かに育てる手立てを説きます。それは、「他者を思いやれる心」「他者の心の痛みをわかる心」の芽生えこそが、根本的な解決策だと考えるからです。▼著者はこう言います。「子どもたちの心に思いやりの芽をと願うのならば、まず大人が、どれほどに子どもたちの心を思いやれているか自問すべきである。なぜなら、思いやれる心とは、自身が温かく思いやられるなかでしか育たないからである」と。▼単なる子育てノウハウではなく、心のあり方までを説く本書は、まさに“目からウロコ”の子育ての書です。
内容説明
心荒んでいる子の親は、心荒んでいます。心豊かな子の親は、やはり心豊かです。私たちは今こそ、少なからぬ子どもたちの好ましからざる行状を目にすればこそ“親”の顔を見るべきでしょう。私たちみんなの顔を鏡に写して、私の心はこれでいいのか、私たちの生き方はこれでよかったのかを見直しましょう。
目次
序章 「思いやり」―現代っ子に欠けるもの
第1章 「よい子」からの離脱
第2章 ところで「思いやり」って何?
第3章 遊び・いたずら・ケンカのすすめ
第4章 「しつけ」とは何でしょう
終章 命の尊さを伝えるために
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