松下幸之助の経営問答

ＰＨＰ総合研究所研究本部【編】

ＰＨＰ研究所（2000/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 238p／高さ 20cm
• 商品コード 9784569611723
• NDC分類 335.04
• Cコード C0034

出版社内容情報

　　松下幸之助は、どのようにして不況を克服したか。また、様々な経営課題をどのように解決していったか。Q＆A形式で要点を説く。　　松下幸之助は、「不況」をどうとらえどのように乗りこえたのか。企業にとって進展のカギを握る「人材育成」のポイントはなにか。組織を活性化させるにはどうすればよいのか。▼本書は現在の不況を克服し、昨今の不透明な時代を切り開いてゆかなければならない悩み多き経営者や経営幹部に向け、経営の「知恵」と「コツ」をまとめた一冊である。▼松下幸之助が、生前受けた数多くのインタビューや講演での質疑応答のなかから、その答えになると思われるものを選び、編集したものであり、いわば経営における「悩みのケーススタディ集」ともいえるものである。▼数々の困難に直面しながらも、その都度、悩み、考え抜いて、自ら導き出してきた松下の答えは、時代こそ違え、現代に生きる経営者にも必ずや役立つものと思われる。▼松下幸之助ならではの独特の語り口をそのままに掲載してあり、その「当意即妙の回答」ぶりに、「経営の奥義」が見えてくるはずだ！　　●第1章　経営者??自分に自信を失ったとき　●第2章　経営理念??行き方に迷いが生じたとき　●第3章　人材??その育成と活用に悩んだとき　●第4章　組織??その活性化に悩んだとき　●第5章　先見性と決断??よりよい意思決定のために　●第6章　経営危機??不況や困難を克服するために　●第7章　販売??商売に成功するために

内容説明

経営の要諦とは何か。不況克服、人材育成、経営危機、組織活性、低迷する企業経営を打破する「知恵」と「コツ」。

目次

第１章　経営者―自分に自信を失ったとき
第２章　経営理念―行き方に迷いが生じたとき
第３章　人材―その育成と活用に悩んだとき
第４章　組織―その活性化に悩んだとき
第５章　先見性と決断―よりよい意思決定のために
第６章　経営危機―不況や困難を克服するために
第７章　販売―商売に成功するために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[のり]

経営者は確固たる経営理念を持つこと。経営者が熱意に欠けると社員は動かない。ものを言いやすいオヤジになること。相談への回答が丁寧な話し言葉、方言もそのまま書かれていて、親しみやすい人柄がうかがえました。相談内容を読んでいると、経営者がどのような悩みを抱えているのかもわかります。

2015/05/31

[ともりん]

40年前から変わらないもの。使命を説く回答と、ノウハウを求める質問。 ズルをする社員1人に眠れずに悩む。軽犯罪は引き受ける覚悟は多くの真面目な人に目を向けるため。清濁飲み込む覚悟は自問自答したい。

2016/02/06

[mimi]

Q&A形式で、経営者からの質問に対して、親しみやすい口調で答えている。経営者の心得集というか、基本的な考え方の指針や心がまえを説いている。

2011/01/22

[ken123]

Good!　経営問答というだけあって内容はかなり経営者向け。ただ、そういった中でも、随所に会社・仕事・商売といったものをどうとらえるべきかについて松下翁の考えを汲み取ることができた。問答集ということもあり、話し言葉に近い形で書かれていたので松下翁の人柄をとても感じることが出来た一冊。

2009/02/03