本当は病んでいる「幸せな家族」

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569610955
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

  親自身の願望を愛と教えられた子どもは苦しく生きてしまう。家族という閉ざされた人間関係の中の歪みを明かす、現代家族の心理学!  本書は、現代の家族の中で起きている“歪み”に焦点を当て、その解決法を模索したものである。特に、親が子を精神的に追い詰める“親子いじめ”と、世間から立派な家と思われたいという欲求が親の側に強くなりすぎ、それゆえ、家庭内にひずみが生じてしまう“立派な家庭願望”について述べられている。▼著者は、そうした歪みの生じている家庭の子供たちに向けていう。「子供は弱い立場だから、欲求不満の親の感情のはけ口になってしまう。しかし、他人の心の矛盾からくる問題を、あなたが耐えることで処理してはいけない」。▼かつて著者もまた、親子いじめに苦しんだことがあるという。そのためか、子供(すなわち弱い立場の人)を励ます著者の言葉は、暖かく力強い。▼「あなたを苦しめる人の側から(たとえ親であろうとも)、離れよ。一人になることを怖れず、人生を切り開け」という著者のメッセージは、すべての歪んだ人間関係に当てはまる至言である。  ●第1章 家庭内の歪みは静かに深く進行していく ●第2章 子供苛めをする親の心理 ●第3章 苛めのあり地獄から抜け出せない理由 ●第4章 “家族愛”の陰で行われていること ●第5章 すべての不幸は“いい人”願望から生まれている ●第6章 人間関係を変えることが自信への第一歩 ●第7章 苛められない人間になるために ●第8章 覚悟を決めて、自分の人生を切り開く

内容説明

愛されないことを恐れず生きよ。あなたは、一人で歩いてゆける。―「親子いじめ」「立派な家庭願望」など、現代家族の病理をとらえ、再生への勇気を与える決定版。

目次

第1章 家庭内の歪みは静かに深く進行していく
第2章 子供苛めをする親の心理
第3章 苛めのあり地獄から抜け出せない理由
第4章 “家族愛”の陰で行われていること
第5章 すべての不幸は“いい人”願望から生まれている
第6章 人間関係を変えることが自信への第一歩
第7章 苛められない人間になるために
第8章 覚悟を決めて、自分の人生を切り開く

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ks

1
家庭内のいじめが、後に社会に出たときにも引き継がれる怖さを知りました。嫁いだ家がまさにここに書かれている状態で、私は今まで麻痺していたのだと分かり、今後の身の振り方を考えようと思います。気付きを得ました。2016/05/22

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