出版社内容情報
全国2万カ所以上の事業所が対象となる「化学物質排出管理促進法」。その報告義務が生じる2001年までに行うべき対応をわかりやすく解説。 PRTR(環境汚染物質排出・移動登録)制度とは、有害な化学物質を排出量等で直接規制するのではなく、排出量と移動量を事業所ごとに行政に報告・登録させ、行政がその情報を市民に公開するシステムである。この制度は、欧米先進国ではすでに導入されていたが、日本でもようやく、1999年7月に「PRTR法」として法制化された。本書では、このPRTR法が制定された背景から先進各国のPRTR制度、1997・98年に行われたパイロット事業と日本のPRTR制度のしくみ、ISO14001をはじめとする環境関連システムとPRTRの関係まで図表でわかりやすく解説。また、実際に制度を導入するための手順、排出量・移動量の算定法、報告書の作成の仕方、管理ソフトについても詳説する。さらにキャノンとソニーのPRTR導入事例も紹介。2001年の法施行に向けて、対象となる全国二万ヵ所以上の事業所の責任者から担当者まで必読の一冊! ●第1章 PRTRとは何か ●第2章 先進各国PRTRと日本のPRTR ●第3章 PRTRのしくみを知ろう ●第4章 他の環境問題システムとPRTR ●第5章 PRTRの導入はこうする ●第6章 PRTRの導入事例
内容説明
PRTR(環境汚染物質排出・移動登録)制度とは、潜在的に有害な化学物質を、排出量等で直接規制するのではなく、排出量と移動量を事業所ごとに行政に報告・登録させ、行政がその情報を市民に公開するシステムである。わが国でもようやく、1999年7月に「PRTR法」として法制化された。本書では、このPRTR法が制定された背景やそのしくみを解説するとともに、具体的な対応方法を提案している。
目次
第1章 PRTRとは何か
第2章 先進各国のPRTRと日本のPRTR
第3章 PRTRのしくみを知ろう
第4章 他の環境関連システムとPRTR
第5章 PRTRの導入はこうする
第6章 PRTRの導入事例