出版社内容情報
インターネットは米国を強くし、次に日本を大きく変える。金融・放送・電子商取引の最先端を押さえる孫氏が自らの事業の展望からデジタル社会の凄さを語る。 インターネット革命の大潮流は日本社会をも大きく変えている。 本書では、革命の「世界的リーダー」である孫正義氏の経営戦略、社会変革のビジョンを、竹村健一氏のインタビューにより浮き彫りにする。 孫氏の経営戦略の中心にあるのは「ネット財閥」である。ヤフー等でインターネットのナビゲータービジネスを押さえ、スカイパーフェクトTV等で放送・通信のインフラに参入する。次に証券取引のEトレード、ナスダック等を中心に金融分野を捉える。その上で「電子商取引」システムを構築し、21世紀のビジネスの基盤を独占するものである。そして、各分野で事業展開する企業は自前で作らない。将来性あるベンチャー会社に出資して「財閥」の一員とし、創業者に経営を任せ、ソフトバンクは「持株会社」としてグループ全体の戦略のみを考えるシステムである。 金融、通信、放送分野を融合させ、日本経済に新しい活力を生み出す、孫氏の頭の中身がわかる本。 ●第1章 新しい日本経済への挑戦 ●第2章 インターネット革命と企業大変革 ●第3章 志を貫くためのM&A戦略 ●第4章 日本再生への構想
内容説明
ヤフー、ナスダック、Eトレード、デジタル情報革命のトップに立つ!日本人の生活を劇的に変える「ネット財閥」戦略。
目次
第1章 新しい日本経済への挑戦(インターネットにすべてをかける;赤字会社のヤフーを100億で買った ほか)
第2章 インターネット革命と企業大変革(ナスダックではリスク開示を徹底;ナスダックは伸び盛りの企業が集まる場 ほか)
第3章 志を貫くためのM&A戦略(「興銀との喧嘩」の真相とは;一週間で一千数百億円を用意した大手米銀 ほか)
第4章 日本再生への構想(アメリカに遅れていることを明確に認識せよ;階段を上がった国とそうでない国 ほか)