出版社内容情報
偉大な父家康と家光の狭間で「凡庸な将軍」と軽視されてきた秀忠。丹念な史料検証から不動の体制を築いた二代将軍の新たな実像に迫る。 天下分け目の関ヶ原の戦いに遅れ、二代将軍に就任した直後も政治の実権を握れなかった秀忠。偉大な父・家康と子・家光との狭間でとかく存在感が薄いといわれてきた秀忠は本当に「凡庸な将軍」だったのだろうか? 当時まだ健在だった畿内の豊臣方大名を押さえ、江戸支配を確固たるものにしたい家康と秀忠の二元政治。三代将軍家光への円滑な政権交代を視野に入れた有力大名や一門・譜代大名への容赦のない改易と取りつぶし。 本書では、幕藩体制260年の礎を築いた秀忠のこのような施策を、丹念な史料検証を通して究明し、律儀で実直なだけではない「二代目」秀忠の実像を描き出す。 目次より、●秀忠の誕生と二人の兄 ●江戸城をまかされる ●関ヶ原の戦い ●家康の将軍任官と秀忠の立場 ●駿府大御所政権と江戸政権 ●家康の死と秀忠独自の施策 ●大御所秀忠と家光。 創業者・家康を引き継ぎ、「葵の御紋」を守り抜いた男の真価を再評価する一冊である。 ●第1章 秀忠の誕生と二人の兄 ●第2章 江戸城をまかされる ●第3章 関ヶ原の戦い ●第4章 家康の将軍任官と秀忠の立場 ●第5章 駿府大御所政権と江戸政権 ●第6章 家康の死と秀忠独自の施策 ●第7章 大御所秀忠と家光
内容説明
天下分け目の関ヶ原合戦に遅れ、将軍就任直後も実権を握れなかった秀忠。偉大な父・家康と子・家光との狭間でとかく存在感が薄いといわれてきた秀忠は本当に「凡庸な将軍」なのか?当時まだ健在だった畿内の豊臣方を押さえ、江戸支配を確固たるものにした二元政治。円滑な政権交代を視野に入れた有力大名への容赦のない改易と取りつぶし。本書は、幕藩体制二百六十年の礎を築いた秀忠のこのような施策を丹念な史料検証を通して究明し、律儀で実直なだけではない「二代目」秀忠の実像を描く。
目次
第1章 秀忠の誕生と二人の兄
第2章 江戸城をまかされる
第3章 関ヶ原の戦い
第4章 家康の将軍任官と秀忠の立場
第5章 駿府大御所政権と江戸政権
第6章 家康の死と秀忠独自の施策
第7章 大御所秀忠と家光
感想・レビュー
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ふみすむ
月猫夕霧/いのうえそう
jupiter68
silk
しお