出版社内容情報
少子高齢化によって日本はどのように変わっていくのだろうか。国や地方、民間企業、そして個人はこの問題にどのようにかかわっていくべきなのか。これからの将来を大胆に予測、提言する。 21世紀は間違いなく少子高齢化の世紀になるが、少子高齢化によって日本はどのように変わるのだろうか。またそのために日本は何をしなければならないのだろうか。本書は、そうした国民的課題、問いへの答えを見出すべく書かれた。 全体の構成は、1.少子高齢化のインパクト 2.社会的安全ネットの崩壊 3.過渡期のパラダイムシフト 4.少子高齢化の福祉ビジョン、の4章から成る。特に3章では、核家族から三世代家族へ、持ち家から借家へ、外国人移民を受け入れる社会へ、女性が生き方をより自由に選べる社会へ、などといったように、どのような価値観・考え方を新しい時代のパラダイムにすればよいかが述べられている。この本の醍醐味はまさにここにある。さらに、最終章では、年金改革、医療改革、介護保険、成年後見制度など、福祉のシステムがこれからどのように変わるかがよくわかる。 パラダイムシフトという観点から少子高齢化問題を扱った一冊! ●第1章 少子高齢化社会のインパクト ●第2章 社会的安全ネットの崩壊 ●第3章 過渡期のパラダイムシフト ●第4章 少子高齢化時代の福祉ビジョン
内容説明
パラダイムシフト!国による規制・保護、経営資源の保有、高齢者の居場所のない社会…といった従来のパラダイムから、自由競争、持たざる経営、バリアフリーのまちづくり…といった新しいパラダイムへ。いかにシフトできるかが、21世紀の日本を決定する。
目次
第1章 少子高齢化社会のインパクト(日本は猛スピードで高齢化している;日本は世界一の長寿国になった ほか)
第2章 社会的安全ネットの崩壊(近代史の三大インパクト;バブル後遺症を引きずりすぎる ほか)
第3章 過渡期のパラダイムシフト(パラダイムシフトの時代;これからの政府の役割は ほか)
第4章 少子高齢化時代の福祉ビジョン(少子高齢化社会の福祉のあり方;年金改革―改正年金制度の改革の問題点 ほか)