自分の頭と身体で考える

自分の頭と身体で考える

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569607108
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0030

出版社内容情報

  人間が「脳」で考えていることは、「身体」から見るとホントはとても非常識!? 解剖学者と武術研究家の「身体」をめぐる冒険的対論。  身体には、まだまだ私たちが気づいていない感覚や能力が隠されている??。本書は、解剖学者と武術研究家による「身体」と「世間」をめぐる冒険的対論である。 甲野氏によれば、昔の名人は剣を三寸動かしただけで「ヒュン」という音がしたそうである。現代人が忘れてしまった身体の可能性があるのだろうか。一方、養老氏は、安全第一と考える日本人のマザコン感覚が、それらの可能性を見えにくくしてしまったと指摘する。その上で、「自分の身体をもっと信用したらいいんです。少なくとも、あなたの頭(意識)よりはよっぽどよく考えてできているはずです。身体については、何十億年という歴史があるわけですから」と語っている。 話題は、日本人の美意識、歴史感覚、老人医療問題など多岐にわたる。お互い、日本のいう村落共同体から抜け出し、いかに自分の頭と身体で考えるかについて、忌憚のない意見を交換している。 異色コンビゆえに楽しめる、刺激的対論の書。  ●第1章 古武術と解剖学から世の中を見る ●第2章 日本という村落共同体 ●第3章 自分の頭と身体で考える ●第4章 一歩間合いをとって日本を見る ●エピローグ 年齢を重ねて見えてくるもの

内容説明

あなたの「カラダ」は「頭」より賢い!?解剖学と古武術から、「ヒト」と「世間」を見さだめる。異端コンビによる冒険的対論。

目次

第1章 古武術と解剖学から世の中を見る
第2章 日本という村落共同体
第3章 自分の頭と身体で考える
第4章 一歩間合いをとって日本を見る
エピローグ 年齢を重ねて見えてくるもの

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

makio37

3
もう少し聴きたい、というところで次の話題へ移ってしまう場合が多く、消化不良のまま読み終わった。このおふたりの対談ならと期待も大きかった分、残念だ。以下、印象に残った言葉。<法律やら、規則やら、何とかというよりも、やはり美意識。…「それに美を感じるかどうか」ということしかないと思う>(甲野氏) <僕が反体制を信用しないのは、反体制は引っ繰り返すと体制になるからです>(養老氏)2014/10/06

ダンスにホン!ころりん

1
19991004第1刷発行 養老孟司氏(1937)、甲野善紀氏(1949)意識の歴史なんて、たとえば20代の人だったら自分の意識については、二十何年しかない…。けれども、身体については、何十億年という歴史がある…。ところが、その身体を、自分の思う通りになるとおもっているから、薬飲んだり…それで死んでしまう人までいる。それは当たり前なんです。体のほんの一部である頭で、身体をコントロールしようとするから、変なことが起こるのは当然なんです。(養老氏) 甲野氏が仰るように、年齢を重ね「瓢逸」になりたい。2012/07/23

枝光

0
身体を変える事で脳に影響が出るなんて考えた事が無かった。

まわる

0
全てが興味深い対談でしたが、美意識を大切にするというくだりが私の中で響きました。お互い、嘘はつけない者どうしといった感じでよい対談だなと。2013/09/13

tk

0
村落共同体のところは今と全く変わらない。2011/05/10

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