出版社内容情報
「サイトカイン」という免疫ホルモンには、がん抑制や生体防御に重要な働きがあることがわかってきた。それを活性化させる食事を詳説。 「野菜を食べると健康になる」。昔からよく言われてきたことには、実は深い根拠があった。 サイトカインという白血球が生み出す生理活性物質がある。これは、免疫ホルモンと言える、人間の免疫機構に深く係わり、重要な物質である。現在、19種類のインターロイキンと言われるもののほか、腫瘍壊死因子(TNF)とよばれる癌細胞を壊死させるサイトカインもあり、いま特に注目されている。そしてこのTNFは、ダイコン、キャベツ、ナス、ネギなどの淡色野菜を多く採ることにより活性化され、免疫増強剤と同じくらいの働きを示すことが実証されている。 帝京大学の山崎正利先生は、このサイトカインを世界で初めて発見し、淡色野菜がその働きを活性化させることを突き止めた。 緑黄食野菜や、ベータカロチンが体によいことは、散々言われてきたが淡色野菜がこんなに体によいことは、あまり知られていない。健康が気になる人には、ぜひ読んで欲しい一冊だ。 ●序章 薬理学から食理学 ●第1章 免疫のしくみ ●第2章 白血球とサイトカインの働き ●第3章 病気とサイトカイン ●第4章 免疫力を高める野菜・果物 ●第5章 免疫体質はこうしてつくる ●第6章 ●第7章 ●第8章
内容説明
淡色野菜を食べよう!白血球が生み出す生理活性物質が、あなたの免疫力を高め、病気に打ち克つ強い体をつくる。
目次
序章 薬理学から食理学へ
第1章 免疫のしくみ
第2章 白血球とサイトカインの働き
第3章 病気とサイトカイン
第4章 免疫力を高める野菜・果物
第5章 免疫体質はこうしてつくる