PHP新書<br> ヒトの誕生 - 二つの運動革命が生んだ〈奇跡の生物種〉

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ヒトの誕生 - 二つの運動革命が生んだ〈奇跡の生物種〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 229p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569606088
  • NDC分類 469.2
  • Cコード C0240

出版社内容情報

  いまだ謎に包まれている「ヒトの起源」。チンパンジーとヒトの分かれ道とは何だったのか? 身体構造の画期的分析から斬り込む、壮大な進化の謎。  地球に存在すると推定される数百万?数千万の生物種(スピーシーズ)のうちの、たったひとつの種であるヒト。「ヒト」のみが言葉と思考を獲得し、複雑な感情のやりとりや創造、探求を行ってきた。一方、「ヒト」は他の生物を圧倒し、地球を我が物顔で支配した結果、現在、地球環境問題はじめ克服できぬ課題に頭を抱えている。ヒトはいつどのように生まれたのか? 他の生物種とは何が異なっていたのか? 本書では、形態学の方法論から、ヒトの進化の謎=ヒトの脳はなぜこんなにも高度に発達したのか?に迫る、画期的論考。 ●第1章「霊長類へ、38億年の旅」 ●第2章「樹上で起きた第一回運動革命」 ●第3章「ヒトが誕生した第二回運動革命」 ●第4章「二足歩行から始まった脳の巨大化」 ●第5章「ヒトはなぜ話すのか」 ●第6章「ミッシング・リンクを求めて」 ●第7章「アウト・オブ・アフリカ」。 二つの運動革命から「奇跡のヒト」の誕生物語に迫る。  

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寝落ち6段

10
人類は、地球環境を変えることのできる恐ろしい生き物だ。高度な知能と異常な器用さで、これほどまでに地球に影響を及ぼした生き物がいるだろうか。どうして人類だけが、このように進化したのか、生命誕生から丁寧に解説してくれる。どのように進化したは割愛するが、生命に刻まれた「生き残る」本能は、すさまじい。逆に言えば、「生き残る」という本能が現代では薄らいでいるように思えてしまう。本書は99年なので、現在ではもっと研究は進んでいることだろう。2022/07/22

志村真幸

0
 著者は京大霊長類学のひと。  本書は、ヒトがヒトとなった原因を樹上生活との関わりから論じたもの。  樹上で暮らすことで指紋や掌紋が発達したり、親指がほかの4本と対向性を得たり、平衡感覚が発達したことを第一次運動革命と位置づけ、さらに地上に降りたことで直立二足歩行となり、骨格に大幅な変更が加えられたことを第二次運動革命としている。これらが他の霊長類とヒトを分けたのだと説明していく。  一時は話題となったテーマだが、現在ではまたちょっと方向性が変わりつつある。しかし、これはこれで読んでおくべき一冊だろう。 2018/05/01

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