日本人のための歴史を考える技術

日本人のための歴史を考える技術

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569605302
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0030

出版社内容情報

  教科書が教える古代史は仮説だった!? 邪馬台国、倭の五王、聖徳太子、蘇我氏など謎を検証。歴史の愉しみ方を探る哲学教授の冒険的論考。  日本の古代史については、学者を問わず、これまで多くの人々が論じている。しかし、納得し難い点や説明できないところが山積みである。そのような「なぜ」をいかに問い、考えたらよいのか? 本書は、哲学教授が挑む「日本史講座・古代編」である。 いくつかの問題点を列挙してみる。●「魏志」に書かれた「邪馬台国」と「大和」は違う。 ●5?6世紀ごろ、日本列島には九州王朝・近畿王朝・東北国の三つがあったのではないか。 ●聖徳太子、用明天皇は、ともに蘇我馬子の架空の分身である!? ●大海人皇子と古人皇子は同一人物ではないのか!? 著者は二人の歴史学者、宮崎市定氏と石渡信一郎氏の説に依拠しながら、独自の視点を綴っている。つまり、古代史における「事実」と「創作」をどう見分けるか、が歴史の焦点である、と説いている。 教科書では教えてもらえない歴史の愉しみ方、あるいは教科書で教わった歴史の常識が覆される、知的冒険の書である。  

内容説明

邪馬台国論争とは?「記紀」の正しい読み方は?蘇我氏は天皇家だった!?聖徳太子は虚像か!?歴史の「なぜ」をいかに問い、考えるか。哲学教授が挑む「日本史講座・古代篇」。

目次

プロローグ 歴史を考える技術とは
第1部 「邪馬台国」とは何ものか(極東アジアの古代―中国と朝鮮半島の情勢;「邪馬台国」はなかった;「朝貢」外交 ほか)
第2部 「大化改新」の謎―聖徳太子とは誰か(倭国とは何か;倭の五王;蘇我氏が日本歴史上最悪の「悪人」である、とされるが、なぜか? ほか)
エピローグ 古代史の天皇制国家―ニューバージョンの天皇