出版社内容情報
美しいダイアナ元妃、バッキンガム宮殿、ロンドンの四季、田舎のパブときじのパイ……。心に残る英国と生活の愉しみ方を綴る名エッセイ集。 本書は、英国をこよなく愛する英文学者・出口保夫氏による、心を豊かにする英国への招待状である。また、画家・出口雄大氏によるカラーイラストは、鮮やかに甘く、目を楽しませてくれる。本書は、前半と後半にわかれており、前半は、出口保夫氏が敬愛した故ダイアナ妃とチャールズ皇太子の思い出。後半は、英国でのあれこれ見聞録。 1996年、故ダイアナ妃がチャールズ皇太子と来日した際、氏は公式に招待されて、間近にご夫妻と語る機会をもった。その日の妃は、思いもかけぬほど美しく、氏に深い印象をもたらした。その後、故ダイアナ妃と皇太子の人生は、大きく回転していくのであるが、その間の日々を英国貴族階級に詳しい氏ならではの筆で、丁寧に語っていく。 後半は、ロンドンの四季、地下鉄のフィドラー、骨董街のアンティーク、ピーターラビットの村、ビーアンドビーなどなど。とっておきのイギリスを知りたい方にとっておきの一冊である。
内容説明
人生を豊かにする英国への招待状。ロンドンの四季、テムズ川周辺、ピーターラビットの村、愛すべきダイアナ妃…。とっておきのイギリスをどうぞ。
目次
１ さよならイギリスの薔薇よ（さよならイギリスの薔薇よ；ダイアナに六千万本の花を；ダイアナ妃と会う ほか）
２ イギリス旅ごころ（テムズ川雑感；ロンドンからの旅；イギリス版民宿「ビー・アンド・ビー」 ほか）
３ イギリス的生活の愉しみ（ふたつの顔をもつ国；イギリス的生活の愉しみ；イギリス人のライフ・スタイル ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タペンス
2
せっかく上流階級に生まれたのに、不幸な人生しか送れなかったダイアナ妃はなんだか可哀想。それにひきかえ、イギリスと日本を行き来し文学研究に打ち込んだ出口氏の人生は幸せなものだったようで羨ましく思う。イギリスでトワイニングのブレックファーストを買って飲んだことがあるけれど、日本のスーパーの紅茶と味変わらなかったので、出口氏が英国紅茶に魅せられた理由がよく分からない。2025/05/10
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