出版社内容情報
150億年の宇宙史の視座から、人間が1万年かけて築いた文明とは何だったかを問い直し、21世紀を生き抜く哲学を探る知的興奮溢れる対論。 宇宙と自然の掟を破り、欲望を肥大化させる人類に未来はあるか? 本書は、「梅原日本学」と称される独自の日本文化研究を展開する哲学者・梅原猛と、「水惑星論」て゜一躍世界の脚光を浴びた惑星物理学者・松井孝典が「人間とは何か」をテーマに徹底的に語り合った一冊である。 「人間とは何か??この欲望が肥大化した現代社会で我々が自分自身の確固たる足場に立って生きていくためには、<人間の歴史>という時間幅ではなく、<宇宙の歴史・自然の歴史>の時間幅で考えていく必要がある、と二人は言う。つまり「人間とは何か」「地球とは何か」を問うことにほかならない。 第1章「知の新たな地平をひらく」、第2章「宇宙・地球の歴史から見た人間」、第3章「文明の質を考える」、第4章「科学と宗教、そして文学」、第5章「人類の未来を支える思想とは」。 哲学者と科学者が洞察するこれからの人間社会と地球文明。
内容説明
宇宙と自然の掟を破り、欲望を肥大化させる人類に未来はあるか。哲学者と科学者が洞察する地球文明のこれから。
目次
第1章 知の新たな地平をひらく(子ども向けの良書がない;脳の処理能力を超えた教育 ほか)
第2章 宇宙・地球の歴史から見た人間(人間中心の世界観・歴史観への反省;宇宙論と素粒子論のドッキング ほか)
第3章 文明の質を考える(文明の最初に「森の神の殺害」があった;近代科学的方法論の限界 ほか)
第4章 科学と宗教、そして文学(カエルはコロンブスより偉い;生命はどのように進化したか ほか)
第5章 人類の未来を支える思想とは(マルクスの資本主義批判は正しかった;人類を宇宙に運んだ社会主義 ほか)
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