出版社内容情報
母性一色の家庭と学校で行き場を失った子どもたち。「文壇最強の子育てパパ」が、次世代に夢と冒険を与える新しい家族像を語る。 鈴木光司氏は『リング』『らせん』『ループ』の三部作が大ベストセラーとなった、今まさに旬の作家である。著者は修行時代の育児体験から、「文壇最強の子育てパパ」とも称されている。本書は著者が、その家族と人生について、初めて語り下ろした一冊。本書の構成は、第1章?なぜ子どもたちはキレるのか 第2章?僕の子育て体験 第3章?男は強くなければならない 第4章?欠如する父性・過剰な母性 第5章?新しい家族の絆ほか。 著者は、歴史的に「母性」が色濃く、また、男性が家事・育児にほとんど参加してこなかった日本の家庭においては、もっと「父性」が強くならなければならないと訴える。その「父性」とは封建的な家父長ではなく、子どもたちの前に未知の世界を切り拓く、新しい父親のあり方である。 「未知は今よりもっと素晴らしくなる」と、強い信念をもって語る著者の言葉に、自信喪失気味の日本の父親・母親は大いに励まされるにちがいない。
内容説明
日本のお父さん、もっと強く、もっと生き生きと、そしてもっと家庭に!『リング』『らせん』『ルール』のベストセラー作家が、自信を失いかけた父親におくる熱いエール。
目次
第1章 なぜ子どもたちはキレるのか
第2章 僕の子育て体験
第3章 男は強くなければならない
第4章 欠如する父性・過剰な母性
第5章 新しい家族の絆
第6章 人生の素晴らしさを謳う
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫軍団
0
「リング」などで、名前は知っていましたが、これまで作品を読む機会がなく、先日読んだ「楽園」が面白かったので、ちょっと興味を持ちエッセイを購入しました。想像していた人物像とは異なり、かなり逞しい肉体と、精神を持っている人のようで、自分とはタイプが違いはすれども、エネルギーを与えてもらえるような本でした。将来、家族を持ったときの事を想像しながら読みました。何でもはっきりと語られる方なので、多少強引に感じる部分も、そりゃああったりしますが、モノづくりを志す人にも元気をくれる興味深い内容だったと思います。2016/02/06