出版社内容情報
本格的になりつつある日本企業のアウトソーシングの導入。アウトソーシングに関する情報、実践のケースなどを見開きワンテーマで図説。 21世紀を目前に、経済・産業のグローバル化、情報化がますます進展しつつある。こうした激変下の企業環境の中にあって、経営手段も、またダイナミックな展開とスピード感溢れる革新が求められている。長引く景気停滞に直面し、いかに企業収益を確保して、競争力を高め、企業体質強化を図るかが大きな経営問題となっている。 このような状況の中で、今、日本でも「アウトソーシング」が有力な経営手法の一つとして注目を集め、企業での活用が増えてきている。古くから、日本産業に定着していた下請型加工アウトソーシング、最近急速に拡大した横請型アウトソーング、雇用の変動化で発達した派遣型アウトソーシングなど多岐にわたっている。 本書は、アウトソーシングの一般的な進め方を中心に紹介しながら、個々の企業が導入を検討する際に必要なノウハウ、情報、そして実例を満載したビジネス図解本。
内容説明
本書は大きな可能性を持っているアウトソーシングについて、官庁などの調査資料に基づき日本および米国の市場の現状、企業の活用状況、などについて記述した。また、私の前著書(『アウトソーシング―巨大化した外注・委託産業』経済界・発行)も含めて、すでにアウトソーシング関連本も出版されているが、どちらかといえば、アウトソーシングを提供する企業の実態に焦点を当てたものが多いので、今回は活用する企業の立場にやや重きを置き、アウトソーシングのメリットや導入・活用の際のポイントを示した。
目次
第1章 今、なぜアウトソーシングなのか
第2章 米国のアウトソーシング市場の現状
第3章 拡大する日本のアウトソーシング市場
第4章 企業戦略としてのアウトソーシング
第5章 成功するアウトソーシングの進め方
第6章 アウトソーシング事業のケーススタディ
第7章 おわりに