出版社内容情報
パニック発作、ウツ病、ボーダーラインなど、心の悩みの背後に隠れる病理を探り、「過渡期の混乱」に揺れる現代人の心模様を描く。
内容説明
本書では、最近増えている八つの特徴的なケースを解説しながら、その背後に見える「現代」という時代を、温かくユーモアあふれるタッチで綴る。
目次
第1章 パニック・イン・中央線特別快速
第2章 うつ・ウツ・鬱
第3章 耐える母
第4章 災難の後遺症
第5章 過食の盛典
第6章 偉大な父の息子
第7章 境目にいる人達
第8章 濡れ落ち葉を踏みしめて
終章 「心の悩み外来」から見た現代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
70
再読。たまにお世話になる本。まだパニック障害あるし、災難の後遺症がズルズルしてるからなぁ〜(¯―¯٥)2020/03/15
ひろしセンター
3
現場での診察、治療をもとに書かれているので、わかりやすく、興味深かった。そういえば最近ではノイローゼって聞かなくなったなと納得。うつの急増は未だ進行中のようですが。出版から10年以上経っているが、未だに、筆者の言う、世紀末の混乱のような状態のままで、新しい指導原理は見つかってないように感じる。幸か不幸か、心の悩み外来は今日も忙しいままなのではないだろうか。2011/11/11
ユウユウ
0
患者の例(フィクション)がわかりやすく示される。この著者、テレビに出ることもある精神科医の中では好感度高い。
hana
0
ユーモアのある文章が好き。2012/05/12