出版社内容情報
音楽の魅力にとりつかれ、美しい音色を求めてバイオリン作りに生涯をかけた一人の男。その少年時代と波乱に満ちた青春を、愛と感動とスリルで綴るノンフィクション。
内容説明
音の魔術師・ストラディヴァリが世を去ってから、およそ二百年のち、信州の少年・小沢僖久二は誰の力も借りずにバイオリンを作りあげた。それは、彼が生涯の夢としておいつづけた「美しい音色」への第一歩であった。―本書は、バイオリンづくりにすべてをかけた男の波乱にとんだ青春を、愛と感動とスリルで描くノンフィクション。
目次
1 夕方のラッパ
2 夜のバイオリン
3 決意
4 風雨の中を…
5 初雪の朝
6 山をさまよう
7 香代という娘
8 無残!大陸へ
9 紅蘭、玉蘭
10 アレキサンドル・レンスキーの家
11 さらば姉妹よ、エスカヤロフェよ
12 燃える島
13 生と死と
14 ツバメ帰る
15 風の林で