出版社内容情報
日本史に残る18のミステリーを大胆に推理。
時の権力者によって歪められた“歴史”。本書では、藤原清衡、伊達政宗など18人に焦点を当て、闇に消えた歴史の真相を徹底推理する。
現代に生きる我々が歴史を知ろうと試みる時、その証拠を歴史書に求めることになる。しかし、その史実は果たして真実を伝えているのであろうか?
▼時の権力者が作った歴史書には必ず、改竄や粉飾、捏造が含まれているものだ。そのため史実は歪められている可能性がある。また、記録そのものの消失によって闇に葬られた事実もある。つまり、歴史には、現代では解読しがたい多くの謎が常に存在するのである。
▼本書は、平安から江戸末期までの時代の中で、特に“乱”の時代に登場した18人に焦点を当て、歴史ミステリーに健筆を振るう著者が残された史実に見え隠れする男たちの実像を読み解いた書である。
▼「兄頼朝の怒りを招いた“東下り”の秘密」(源義経)、「徳川幕府に、副将軍格として一目置かれたのはなぜか」(伊達政宗)、「なぜ赤城埋蔵金の仕掛け人にでっちあげられたのか」(小栗上野介)など、英傑たちの人生に残る最大の謎を大胆に推理する好著。
[第1章]源平争乱のミステリー
●平清盛
●源義朝
●源義経
●藤原清衡
●藤原泰衡
●源頼家
[第2章]戦国乱世のミステリー
●上杉謙信
●武田勝頼
●織田信長
●千利休
●徳川家康
●伊達政宗
[第3章]幕末動乱のミステリー
●徳川斉昭
●藤田東湖
●河田小龍
●坂本龍馬
●三野村利左衛門
●小栗上野介
内容説明
時の権力者によって歪められた史実。記録そのものの消失により闇に葬られた真実。歴史には、現代を生きる我々には解読しがたい謎が数多く存在する。本書は、歴史ミステリーに健筆を振るう著者が、藤原清衡、源義経、伊達政宗、徳川斉昭など、乱世を生きた18人のミステリーに焦点を当て、残された“史実”に見え隠れする男たちの実像を読みといた好著である。
目次
第1章 源平争乱のミステリー(平清盛;源義朝;源義経;藤原清衡;藤原泰衡;源頼家)
第2章 戦国乱世のミステリー(上杉謙信;武田勝頼;織田信長;千利休;徳川家康;伊達政宗)
第3章 幕末動乱のミステリー(徳川斉昭;藤田東湖;河田小龍;坂本龍馬;三野村利左衛門;小栗上野介)
著者等紹介
中津文彦[ナカツフミヒコ]
1941年、岩手県一関市生まれ。学習院大学卒。1982年、『黄金流砂』にて第28回江戸川乱歩賞受賞。歴史を題材としたミステリー、社会派推理分野で活躍
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