出版社内容情報
歴史上のリーダーにみる組織統率者の条件。
歴史に名を残した組織・軍団の統率者たち。彼らの勝敗の明暗を分けたものは何か。児玉源太郎、石田三成などの具体例をもとに検証する。
歴史に確かな名と足跡を残した組織・軍団の統率者たち。その中には、指導者としてのリーダーシップを遺憾なく発揮した「勝者」もいれば、少しのズレで「敗者」に回った者もいる。彼らの勝敗の明暗を分けたものは何か。
▼本書は、台湾総督として綿密な作戦を立て、さらに民意を反映する軍政ぶりを発揮した、バランス感覚あふれる戦略家の児玉源太郎、ひと時も見苦しい敗戦の姿を見せず、追っ手を苦しませ、混乱させ、悔いなき善戦の記録を辿った引き際が見事な指揮官のエルウィン・ロンメル、レイテ海戦において、血涙をしぼって特攻作戦を指揮した司令官の大西瀧治郎など、10人の具体例を挙げ、彼らの戦略・戦術から将たる者の条件を探る。
▼「ビジネスは戦争なり」と語る著者が、史上著名なリーダーたちを通して、経営者・管理職に向けて、戦いにおける“勝ち・負け”の明暗を分ける機微について考える。
▼『「勝利」へのマネジメント』を改題。
●第1章 項羽と劉邦
●第2章 児玉源太郎
●第3章 エルウィン・ロンメル
●第4章 松永久秀
●第5章 足利義昭
●第6章 石田三成
●第7章 小西行長
●第8章 大西瀧治郎
●第9章 宮崎繁三郎
内容説明
歴史に確かな名を残した組織・軍団の統率者たち。その中には、指導者としてのリーダーシップを遺憾なく発揮した「勝者」もいれば、少しのズレで「敗者」に回った者もいる。彼らの勝敗の明暗を分けたものは何か―本書では、バランス感覚あふれる戦略家の児玉源太郎、引き際が見事な指揮官だったエルウィン・ロンメルなど、10人の具体例をもとに検証する。
目次
第1章 項羽と劉邦―対照的なリーダーシップの相剋
第2章 児玉源太郎―バランス感覚あふれる戦略家
第3章 エルウィン・ロンメル―引き際が見事な指揮官
第4章 松永久秀―弱肉強食型リーダーの限界
第5章 足利義昭―権力の動きを読めぬ者は失脚する
第6章 石田三成―理論だけで組織は守れない
第7章 小西行長―優れた男はなぜ負け組についたのか
第8章 大西滝治郎―苦境の中で責任を全うした司令官
第9章 宮崎繁三郎―撤退戦をいかにやり遂げるか
著者等紹介
岡本好古[オカモトヨシフル]
昭和6年、京都生まれ。ペンクラブ、文芸家協会会員。昭和46年、『空母プロメテウス』で、第17回小説現代新人賞受賞
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感想・レビュー
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