出版社内容情報
古武術からみえる、新たな身体の可能性とは?
古伝の術理から常に新たな発想を見出す著者が、「“小よく大を制す”はなぜ可能か?」など、人の身体・思考の新たな可能性を示唆する。
目まぐるしく動いていく現代社会。何が良くて、何が悪いのかが見えにくい時代である。その混沌とした状況の中で私たちは生きていく重心をどこに置き、どう対応していけばいいのか、誰しもが悩み、考えるのではないか?
▼現代人の常識を覆すその独特の身体論が、スポーツ界をはじめ、各方面から注目をされている著者も、同様に考え抜いている。しかし、身体を通して見るその視点は、私たちが見過ごしやすい世の中の事象を鋭くとらえる。また、歴史の中で忘れられた古伝の術理から、常に新たな発想を見出すのである。
▼本書は、前作『武術の新・人間学』から時を経てさらに進展した「『小よく大を制す』武術の復活」「相手の予測を外す無住心剣術」のような技の新たな展開はもちろん、古武術を通して見える日本の教育や科学への疑問までを、架空の人物との対話形式で著者が語り尽くすものである。
▼人間の身体と思考が秘める未だ見ぬ可能性を示唆する一冊である。
[1]率直に事実を見つめて
[2]「小よく大を制す」武術の復活
[3]氷解した無住心剣術の術理
[4]人間存在の深層へ
内容説明
現代人の常識を覆す独特の「身体論」が、スポーツ界をはじめ、各方面から注目を集めている。その術理の探究はさらに進み、さらなる発見にも至っている。本書は、「『小よく大を制す』武術の復活」「相手の予測を外す無住心剣術」のような技の新たな展開や、古武術を通して見える日本の教育や科学への疑問などを、架空の人物との対話形式で著者が語り尽くす。人間が秘める未知の可能性を示唆する一冊。
目次
1 率直に事実を見つめて(「術」にこだわる;稽古の現状への疑問 ほか)
2 「小よく大を制す」武術の復活(「井桁術理」で武道・スポーツの限界を超える;現代人と古人の身体の動きの質の違い ほか)
3 氷解した無住心剣術の術理(古の達人の技術から武術の原点を問い直す;相手の予測を外す無住心剣術 ほか)
4 人間存在の深層へ(丹田の自覚をめざして;術理の基盤は「アソビ」と「うねり」のない動き ほか)
著者等紹介
甲野善紀[コウノヨシノリ]
1949年、東京生まれ。1978年、武術稽古研究会・松声館を設立。以後、他武道や異分野との交流を通して、現在では失われた精妙な古伝の術理と技法を探究している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Moeko Matsuda
おじ
鳥義賊
あ
さきん
-
- 和書
- 会議通訳