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二十五人の剣豪―宮本武蔵から近藤勇まで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569578224
  • NDC分類 789.3
  • Cコード C0121

出版社内容情報

剣をもって時代を動かした25人の剣豪列伝。

この国には、剣を持って邪念を斬り去る道があった。塚原卜伝、宮本武蔵、千葉周作……。剣の道に彷徨い、悪戦苦闘を続けた男たちの軌跡。

「生涯敗れることなし」と言われた塚原ト伝。「剣聖」と呼ばれながら、その強さ、偉さを認めようとしない世間との戦いを余儀なくされた宮本武蔵。貧困と生涯をともにしながらも「無外流」を創出した辻月丹……など、この国には時代を揺るがし、時代に翻弄された剣士たちがいた。本書で描かれるのはそんな二十五人の剣豪たち。彼らが生き抜く姿を時代とともに追いかけ、我が国の剣の歴史を振り返る。

▼上泉伊勢守信綱の新陰流、伊東一刀斎の一刀流など、一流一派の礎がつくられた“草創期”。柳生宗矩、宮本武蔵など、名人が大いに剣を振りかざした“最盛期”。針ヶ谷夕雲、白井亨など、達人が剣の境地に辿り着いた“泰平期”。千葉周作、近藤勇らが、激動の幕末に一剣をもって名を馳せた“激動期”。それぞれの時代で、剣豪たちは一心不乱に剣の道を追い求めつつ、歴史のうねりに翻弄され生き抜いた。そんな男たちの等身大の姿に肉迫した、著者会心の歴史エッセイ。

●第1章 一流一派の礎はこうしてつくられた―草創期 
●第2章 百花繚乱、乱れ咲く剣豪の花―最盛期 
●第3章 辿り着いた悟達の境地―泰平期 
●第4章 時代を揺るがした志士の剣―激動期

内容説明

戦国の世に剣を究め、流派に奥義を残した創始者たち。泰平の世にも人を斬るすべを求め、苦悩を続けた剣客たち―この国には時代を揺るがし、時代に翻弄された剣士たちがいた。塚原卜伝、宮本武蔵、千葉周作、近藤勇など、剣一筋に己の道を求めつづけた二十五人の剣豪たち。その生き様を通して、草創期から激動期まで“兵法道”へと発展を続けた我が国の剣の歴史を振り返る。

目次

第1章 一流一派の礎はこうしてつくられた―草創期(塚原卜伝―生涯敗れることなし;上泉伊勢守信綱―時代に翻弄された“新陰流”の祖 ほか)
第2章 百花繚乱、乱れ咲く剣豪の花―最盛期(柳生宗矩―治国、平天下のため、時代に必要とされた男;富田越後守重政―剣をもって忠義を尽くした戦国の武士 ほか)
第3章 辿り着いた悟達の境地―泰平期(針ヶ谷夕雲―「相抜け」という極致に達した剣人の技;辻月丹―貧困が一流派の創始者をつくった ほか)
第4章 時代を揺るがした志士の剣―激動期(千葉周作―民衆の手に、あまねく剣術を;斎藤弥九郎―学問と剣術と、両道を極める ほか)

著者等紹介

戸部新十郎[トベシンジュウロウ]
1926年(大正15)、石川県七尾市生まれ。早稲田大学政治経済学部中退、北国新聞社の記者を経て、文筆活動に入る。日本文芸家協会会員、新鷹会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maito/まいと

5
塚原卜伝から榊原鍵吉(マニアック!)まで、史実に名高い剣豪二十五人をコラム調に紹介した一冊。個々の力量だけではなく、時代背景や彼らが剣術→剣道へと移り変わっていく剣の歴史にどのような影響を与えたのかが、大きなテーマとして内包されながら描かれているのが特徴。平和な時代にそぐわない強さを持ったが故の不幸や、平和な時代だからこそ剣を変えようとした者など、様々な生き様は、歴史のうねりを感じさせてくれる。「純粋に道を求めれば求めるほど、深くはなっても狭く、暗くなった」剣術がたどった歴史、自分にも当てはめてみたい。2013/06/05

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