出版社内容情報
粋で痛快! 男、本田宗一郎花の生涯を熱く描く。
いまもなお多くの人々に愛される経営者、本田宗一郎。その素顔に迫るべく少年時代から最期までを鮮やかに描ききった著者会心の一作。
「本田宗一郎」という男の生き方を垣間見たとき、痛切に感じるのは”人はこれほどまでに粋で痛快な人生を送れるものなのか”という強い驚きと深い憧憬である。その型破りで人間味あふれる生き方は、多くの人々に勇気と希望を与えてくれる。だが、本田宗一郎がたどった人生は決して平坦な道のりではなかった。
▼本書は自動車修理工の丁稚奉公としてスタートし、本田技研工業を立ち上げ”世界のホンダ”にまで築き上げた本田宗一郎の人物伝である。
▼誰からも親しみを持たれた経営者の資質はいつどうやって培われたのか。低成長期である現代においても躍進を続けるホンダ経営の原点はどこにあるのか。人として大切なことは一体何か。
▼本田宗一郎のほとばしる情熱と何事にもあきらめずに立ち向かっていく生き方は、閉塞感漂う日本において日本人あるいは経営者に何が足りないのかを気づかせてくれる。「真実の人生は消しゴムで消せない」。本田宗一郎の言葉である。
●第1章 本田宗一郎 夢と企業
●第2章 誰からも親しみを持たれた経営者
●第3章 自動車に魅せられた人生
●第4章 真実の人生は消しゴムで消せない
内容説明
戦後、最も愛され、親しまれた経営者、本田宗一郎。その人間味あふれる天衣無縫な生き方は、今でも多くの本田宗一郎ファンの心を魅了してやまない。しかし、“世界のホンダ”を築いた男の人生は決して平坦な道のりではなかった…。本書は、幾多の苦難をものともせず、堂々と、しかも鮮やかに乗り越えていった男の、粋で痛快な一生を描いた人物伝の傑作である。
目次
第1章 『本田宗一郎、夢と企業』(日本的経営で成長し続ける世界の“ホンダ”;社員全員の一〇〇パーセントの幸福を追求する経営 ほか)
第2章 『誰からも親しみを持たれた経営者』(亡くなる前の本田宗一郎;行われなかった社葬 ほか)
第3章 『自動車に魅せられた人生』(天才を輩出する特異な土地“遠州浜松”;発明工夫を生む土壌 ほか)
第4章 『真実の人生は消しゴムで消せない』(引退後の生き甲斐はゴルフ;アメリカへの恩返し ほか)
著者等紹介
梶原一明[カジワラカズアキ]
1935年、東京生まれ。雑誌『財界』の記者として豊富な人脈とデータを蓄積。1973年に梶原一明マスコミ事務所を設立。経済誌、週刊誌を中心に活躍中
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