出版社内容情報
『論語』『中庸』などの古典に学ぶ人生の知恵。
東洋が生んだ最高峰の人間学「儒教」。東洋学の泰斗が、『論語』『中庸』などの古典から、人生に活かすべき叡智をわかりやすく解説する。
日本人の生き方の指針として、長く愛読されてきた不朽の古典『論語』。孔子の言行を比較的平易な言葉でまとめた『論語』は、多くの金言名言の出典ともなり、私たちの生活に息づいてきた。しかし、その思想を咀嚼し、人生のなかできちんと実践することは相当に難しい。
▼本書は、東洋学の泰斗として知られた著者が、『論語』を自らの生活に活かし、心を高める糧とする方途をわかりやすく説いた講話録。活学としての『論語』の読み方を絶妙なたとえ話とともに詳説した「論語読みの論語知らず」、人間の進歩向上の原理を説き明かす「中庸章句」、『論語』の多彩な群像に人の世の機微を見る「論語の人間像」、日本人に根ざした儒教的伝統を簡明に解説した「日本と儒教」の4篇を収録した。
▼社会状況がめまぐるしく変転し、多くの人々が人生や仕事に迷いを抱える現代日本。時を越えて読み継がれた味わい深い言葉に触れながら、生き方の知恵を学べる本。文庫オリジナル。
●論語読みの論語知らず
●中庸章句
●論語の人間像
●日本と儒教
内容説明
日本人に長く愛読されてきた不朽の古典『論語』。しかしいくら繰り返し読んでも、それを体認し、自らの生活、自らの心に生かさなければ、何の意味もなさない。本書は、東洋学の泰斗が、『論語』の真髄を人生に活かすための方途をわかりやすく説き明かす。活学としての『論語』の味読法を詳説する「論語読みの論語知らず」を始め、「中庸章句」「論語の人間像」「日本と儒教」の4篇の講話を収録。
目次
論語読みの論語知らず(本当に読みたい人のために;活学としての論語)
中庸章句(序論―変わらざる進歩向上の原理;本論―人生に活かす中庸)
論語の人間像(時代背景;此の時代の人物の種々相 ほか)
日本と儒教(日本民族には創造力がないか)
著者等紹介
安岡正篤[ヤスオカマサヒロ]
明治31年、大阪府に生まれる。東京大学法学部卒業。「東洋思想研究所」「国維会」「日本農士学校」「篤農協会」等を設立。また戦後は「全国師友協会」「新日本協議会」等をつくり、政財界の精神的支柱となる。全国師友協会会長、松下政経塾相談役を歴任。昭和58年12月逝去
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