内容説明
世界の運命を握る鍵は、彼女達の手の中にあった。激動の時代を生きた、プリンセスたちの生涯。
目次
歴史を変えた禁断の恋―キャサリン
ヒナギクと赤薔薇―マーガレット
スペインの花嫁―イザベル女王と四人のプリンセス
麗しき狂女―フアナ
教育という名の外交―マルガレーテ
イギリス・ルネサンスの華―エリザベス
九日間の女王―ジェーン・グレイ
姉と妹―メアリー
世界という舞台―メアリー・スチュアート
冬の王妃―エリザベス・スチュアート
ヴェルサイユの薔薇―マリー・アントワネット
大英帝国の女傑―ヴィクトリア
わたしはカモメ―エリザベート
著者等紹介
石井美樹子[イシイミキコ]
1971年、津田塾大学大学院博士課程修了。英国ケンブリッジ大学で中世英文学・演劇を研究。神奈川大学教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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marumo
23
こちらの感想で。肖像画や写真たっぷりで楽しめました。ヨーロッパの王室ってこんなに血縁結婚を繰り返していて、誰と誰が姻戚関係か理解できてたんでしょうかね。英女王・ヴィクトリアの血友病の因子がヨーロッパ中の王室に広がっていった、というのもそりゃそうだよねと。それにしても、ヘンリー八世の6人の王妃やエリザベートを思うにつけ、王妃の座って意外なとこから転がり込んで来るものだなと感じました。そしてそれが別に幸福に繋がる道ではないというか、ほとんどが不幸の始まりになってるんですね。2016/10/09
こぽぞう☆
17
表題が王妃なのに女王が多い。まあどちらもQUEENかもしれないが。また、薔薇戦争のところで赤薔薇と白薔薇が混同されたり、どこだったかフランスと神聖ローマ帝国がごっちゃになったりしてて、読む気が失せ、マリーアントワネット以後は図版だけ見た。2017/04/01
中島直人
13
(図書館)知らなかったのは、キャサリンとマーガレット、マルガレーテの三人。ただ、画像が多く、また、ドラマチックな人生を送った王妃ばかりであり、読んでいて本当に楽しめる。2018/11/19
花林糖
13
(図書館本)豊富な図版が魅力のこのシリーズ。モノクロも多いけれど、その方面はほぼ満足でした。記述に少し間違いがあるのが残念。狂女ファナ、マクシミリアン1世娘マルガレーテ、ヘンリー8世妃キャサリン・オブ・アラゴン、エリザベス・スチュアートなど面白く読めた。エドワード二世が王妃イザベルを溺愛、には?ですが。(購入)2016/10/01
mari
9
美しい王妃と贅をつくしたドレス、きらびやかな宮殿と調度品ばかりで見入ってしまった。やっぱり美しいほうが何かと都合が良かったのですね。バイエルンの薔薇・シシィの喪服や乗馬姿もあって見応えがありました。2013/08/20