PHP文庫<br> 新釈「五輪書」―宮本武蔵の哲学を読む

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新釈「五輪書」―宮本武蔵の哲学を読む

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  • サイズ 文庫判/ページ数 291p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569577616
  • NDC分類 789.3
  • Cコード C0130

出版社内容情報

「五輪書」で読み解く現代に通じる勝負の極意。

剣豪・宮本武蔵が書き残した、剣技のノウハウ書「五輪書」に、現代人が人生、ビジネスに勝利を収めるための「勝負の極意」を読み取る。

佐々木小次郎との戦い、二刀流の遣い手、六十数回の試合に無敗……など、人それぞれに頭に浮かべるイメージは異なるだろうが、戦国末期から江戸初期にかけて生きた、不世出の天才剣豪・宮本武蔵の名を知らない日本人は、まずいないだろう。

▼しかし、武蔵が最晩年に書き記したといわれる「五輪書」を読み、その武芸観、哲学まで一応は知っているという人がどれほどいるかというと、その数は、ぐっと減るのではないだろうか。

▼本書は、400字詰め原稿用紙にしてわずか八十数枚、武蔵が真剣勝負のなかから築いた武芸の奥義をまとめた「五輪書」を、現代人に理解しやすいように、原文とともに評釈を加えたものである。

▼「五輪書」は言うまでもなく兵法書だが、敵という言葉に象徴された人間関係、絶えず死と隣り合わせだった武蔵の覚悟は、驚くほどビジネスの世界に通じる「勝ち方の極意」に満ちた書と言って差し支えない。心の武装書として、一読を薦めたい。

●『五輪書』序 
●地之巻 
●水之巻 
●火之巻 
●風之巻 
●空之巻

内容説明

「五輪書」は、戦国末期から江戸初期に生きた不世出の剣豪、宮本武蔵が最晩年に書き記した兵法書である。兵法書とは、言うまでもなく、武芸の解説や武士の心構えについて独自の説を理論化したものである。その点、「五輪書」も例外ではない。しかし、敵という言葉に象徴される人間関係、個人の覚悟など、これほど現代人の生き方を指し示す兵法書も珍しく、現代人必読の書といえよう。

目次

『五輪書』序
地之巻
水之巻
火之巻
風之巻
空之巻

著者等紹介

長尾剛[ナガオタケシ]
1962年、東京生まれ。東洋大学大学院修了。ノンフィクション作家。日本文学・日本思想史を主なテーマとする
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュラフ

25
宮本武蔵の『五輪書』という書物。そこには真剣勝負において、いかに勝つかということが書かれている。物事を極めるということは、精神的なものではなく、あくまで実践的なものということなのか。刀の軌道、構え、握り方、などについてその理屈が述べられており、あまりのハウツー本的なその内容に戸惑う。だが"勝ちにいく"ということを徹底的に追求してみると、それは合理的な精神ということか。様々な武器の長所と短所を知って使い分けろ、そして万がいち戦いで刀が役にたたなくなったら素手で戦え、など徹底したリアリストたる宮本武蔵がいる。2016/07/24

とし

5
宮本武蔵が遺した兵法書。前から読んでみたかった。原文はかなり難解だけど、著者の意訳と解説がなかなか良くて、読みやすし。2015/06/03

夢現

0
自分が知りたかった点は武蔵がなぜ強かったかだ。二刀流である理由は、武蔵の考え方がわかって納得がいった。刀が2本のほうが効率的で、しかも長さが同じではないものを臨機応変に使い分けていた。当然パワーも必要であるが、鍛える努力もストイックにやっていただろう。相手の威圧感も想像に難くない。己に厳しいリアリストだったと思う。2014/04/02

midori

0
 五輪書は【地之巻】【水之巻】【火之巻】【風之巻】【空之巻】の5つから成り立っており、それらはすべて勝ち、そして生き残るための兵法である。そしてその原文からエッセンスを抽出し、著者である長尾剛さんの解説を加えたのが本書である。2012/04/26

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