出版社内容情報
戦国最高の大合戦を今日の戦理に合せて分析
戦国最高の大合戦を今日の戦理に合せて分析し、人間とは何か、指導者とは何かをあぶりだす。勝つための人間学。
上杉謙信と武田信玄、戦国時代を代表する二人の名将がぶつかりあった最高の大合戦が、本書の主題の「川中島合戦」である。「義」を信条に戦う上杉に対し、「理」で立ち向かう武田。それぞれの魅力があいまって、真に味のある名勝負を展開している。その根底に流れるのは、それぞれが異なる思想から編み出す戦略であり、戦術であり、用兵でありと、随所に見られる、人間力の発露である。いかに時代が移ろうとも、戦場で戦うのは人間である。それを二人の名将はいかにマネジメントしようとしたのか? 本書では、合戦の経過を今日の戦理に照らして分析しつつ、勝者たるための在り方を考える。戦記を得意とする著者の面目躍如たる、異色の歴史読み物である。
[1]信玄派と謙信派
[2]両雄の人間素描
[3]前哨戦小競り合い
[4]余談・王監督論
[5]いよいよ決戦場へ
[6]合戦前の虚々実々
[7]全軍突撃セヨ
[8]さらば両雄よ
内容説明
上杉謙信と武田信玄がぶつかり合った、戦国最高の大合戦。その魅力は、「義」の上杉に「理」の武田という両者がそれぞれの戦略のもとに知恵をしぼり合い勝利をつかもうとする、人間力の発現にある。いかに時代が移ろうとも戦場で戦うのは「人間」。それを2人の名将はいかにマネジメントしたのか。本書では、合戦の経過を今日の戦理に照らしつつ分析し、勝者の条件を考える。異色の歴史読み物。
目次
1 信玄派と謙信派
2 両雄の人間素描
3 前哨戦小競り合い
4 余談・王監督論
5 いよいよ決戦場へ
6 合戦前の虚々実々
7 全軍突撃セヨ
8 さらば両雄よ
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年、東京生まれ。1953年、東京大学文学部卒業。同年、文芸春秋入社。以来、『週刊文春』『文芸春秋』各編集長、出版局長、専務取締役等を歴任。1993年、『漱石先生ぞな、もし』で第12回新田次郎文学賞を受賞。1998年刊の『ノモンハンの夏』(文芸春秋)では、第7回山本七平賞を受賞した
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感想・レビュー
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鐵太郎
ほぺむ
maito/まいと
DECCA2010