PHP文庫<br> 日本人を冒険する―あいまいさのミステリー

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PHP文庫
日本人を冒険する―あいまいさのミステリー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 214p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569576176
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0136

出版社内容情報

世界標準からはずれた日本人の特異性とは?

日本での生活体験を通して、いよいよ見えてきた世界にも稀な日本人の特異性。中国人や韓国人とは異なる日本人の謎に迫る力作評論集。

日本人は、何を聞いても曖昧に頷くばかりで何を考えているのかわからない。長く日本に暮らす外国人でも、こんな感想を述べることが多い。実際、彼らは、同じアジア人であり、儒教文化、漢字文化など、いくつかの共通点を持っているにも拘わらず、日本人よりも中国人や韓国人に共通性を見出すことが多いらしい。

▼本書は、来日以来約20年、日本と日本人を見つめ続けてきた著者が、外国人には理解されにくい「日本人の特異性」について、それは何処から来たものなのか、今後日本人が「世界標準化」して行くにはどうすればよいのかを、女性の目を通して、分析し、提言したものである。

▼一読した限りでは、欧米人による日本人論と共通する視点も多い。が、日本の生活にどっぷり浸かりながらも、観察者としての冷静さを失わない分析は、かえって日本人にとって、その「特異性」を認識しやすいから不思議だ。その意味で、自らの特異性を理解するには格好の一冊といえよう。

●序章 世界から孤立している日本人 
●第1章 外国人はこんな「あいまい日本人」が理解できない 
●第2章 日本人の「受け身志向」から見えてくるもの 
●第3章 日本人の根っこには「前アジア世界」がある 
●第4章 日本人はどうすれば外国人に理解されるか

内容説明

日本人よりも欧米人・中国人・韓国人とのほうが共通性が多く、つき合いやすいという外国人が多いのはなぜだろうか。そこには、「世界標準」から大きくはずれた日本人の特異性がある。なぜ日本人だけがそうなのか。それが外国人にとっては大きな謎になっている。来日以来、日本と日本人を見詰めてきた気鋭のジャパンウォッチャーが、日本人の特異性の秘密を解き、今後の歩むべき方向性を示唆する。

目次

序章 世界から孤立している日本人
第1章 外国人はこんな「あいまい日本人」が理解できない(白か黒かを決めたがらない灰色好み;原理原則や信念が感じられない ほか)
第2章 日本人の「受け身志向」から見えてくるもの(受け身志向の日本人;模倣文化とオリジナリティの関係 ほか)
第3章 日本人の根っこには「前アジア世界」がある(日本人の脳の特異性が物語るもの;唯一の「半孤立温帯海洋国家」という性格 ほか)
第4章 日本人はどうすれば外国人に理解されるか(「これからの世界」をどう考えるかにカギがある;「日本の輪郭」をくっきりと浮かび上がらせること ほか)

著者等紹介

呉善花[オソンファ]
1956年、韓国・済州島生まれ。韓国女子軍隊体験をもつ。1983年に来日し、大東文化大学(英語学専攻)の留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程(北米地域研究)を修了。現在、執筆のかたわら拓殖大学日本文化研究所客員教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

秋桜

2
私の頭の中にある、日本人の特徴を整理できた。2014/04/09

Katsuaki Mori

0
2013/08/19-2013/08/292013/08/29

mif61005

0
今まで読んだ日本人論系の本の中で一番わかりやすく納得できる一冊だった。2011/10/28

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