PHP文庫<br> 風の陣 立志篇

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風の陣 立志篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 404p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569575865
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

奈良時代、蝦夷はいかに中央に挑んだか。

奈良から平安朝にかけて、陸奥の蝦夷たちが中央に挑んでいった軌跡を描く大河ロマン。第一巻の本編は「橘奈良麻呂の乱」を中心に描く。

八世紀中頃の黄金発見に端を発する奥州動乱と、中央政界の血腥い権力抗争を描く大河ロマン。本篇は全三部構成の第一部であり、奈良朝を震撼させた「橘奈良麻呂の乱」を中心に描く。

▼蝦夷の若者・丸子嶋足は、黄金を土産に帰京する陸奥守・百済敬福の従者となり、平城京に上る。朝廷の野心から陸奥国を守るための上京であり、敬福の後押しもあって兵衛府に仕えることになった。やがて、八年の歳月が過ぎ、番長に出世していた嶋足のもとに、同じ蝦夷の若者・物部天鈴が現れる。天鈴は嶋足を衛士府の少尉・坂上苅田麻呂(田村麻呂の父)と引き合わせ、苅田麻呂に採り立てられるよう仕向けた。一方、中央政界は、橘諸兄の死後、その子・奈良麻呂と藤原仲麻呂との対立が激化。奈良麻呂派による仲麻呂打倒の策謀が進行する中、嶋足はそれを未然に防ぐべく、渦中に身を投じていくのであった……。

▼奥州動乱前夜の若き蝦夷たちの躍動と葛藤を、壮大なスケールで描く。

●春疾風 
●熱風 
●追い風 
●光る風 
●風と水 
●破風 
●青嵐 
●颶風 
●風雲急 
●太刀風 
●風間 
●風待ち

内容説明

8世紀中頃の黄金発見に端を発する奥州動乱と、中央政界の血腥い権力抗争を描く大河ロマン。蝦夷の若者・丸子嶋足は、黄金を土産に帰京する陸奥守の従者となり平城京に上る。8年が過ぎ、衛士府の官人として異例の出世を遂げた嶋足は、やがて奈良朝を震撼させた政変・橘奈良麻呂の乱の渦中に、自らの身を投じるのであった…。迫り来る動乱の兆しの中での、若き蝦夷たちの躍動と葛藤を描く。

著者等紹介

高橋克彦[タカハシカツヒコ]
昭和22年生まれ。岩手県盛岡市出身。早稲田大学卒。昭和58年、『写楽殺人事件』で第29回江戸川乱歩賞を受賞し文壇デビュー。その後、同61年に『総門谷』で第7回吉川英治文学新人賞、同62年に『北斎殺人事件』で第40回日本推理作家協会賞、平成4年に『緋い記憶』で第106回直木賞、同12年に『火怨』で第34回吉川英治文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

財布にジャック

60
まずは、高橋さんごめんなさい。「火怨」「炎立つ」「天を衝く」を前に読んだ時に、東北3部作だと認識していましたが、この作品を入れて蝦夷4部作というそうですね。時系列順に行けば「火怨」の前を描いたこの「風の陣」から読みたかったのですが、実際は最後になってしまいましたが、これから全5冊を味わって読みたいと思います。まずこの立志篇は橘奈良麻呂の乱がメインでした。準主役と思われる物部天鈴が魅力的で早速お気に入りキャラ決定です。勿論主役の丸子嶋足も大活躍でした。続きが楽しみです。2012/09/25

gonta19

59
2007年2月18日Amazonにて購入。 2014/5/10〜5/15 約二年ぶりの高橋作品。今作は、奈良時代、橘奈良麻呂の乱に絡む蝦夷の丸子嶋足の活躍を描く。高橋氏のライフワークとも言える、闘う蝦夷の物語。いつも書く事だが、氏の描く主人公はいつもながらに漢気溢れておりカッコイイ。続きが愉しみである。2014/05/15

kawa

37
著者の「陸奥四部作」のうち時代的に最も初期の時代を描く本作(全5巻のうちの1巻目)。東大寺大仏開眼間もない奈良の地、「橘奈良麻呂の乱」を中心に蝦夷の地の平和のために知略をめぐらす蝦夷の丸子嶋足と物部一族の天鈴を描く。激しい権力闘争に明け暮れる当時の政治家の様子が興味深いが、複雑・摩訶不思議な対立関係に度々混乱しながら次巻へ。2020/06/28

ちゃいろ子

31
こちらも読友さまに教えて頂いて。初高橋克彦さんの火怨が素晴らしかったので、読み終えて即。 もう冒頭から面白い。 すぐにハマった。 火怨では名前しか出てこない鮮麻呂、嶋足の若き日々が生き生きと、そして魅力たっぷりに描かれているし、天鈴も!若い! 奈良麻呂の乱に巻き込まれていく彼らが描かれていて、それにより変化する蝦夷たちの未来が、、、 続きも楽しみ2024/07/21

あらいぐま

25
奈良時代を舞台にした蝦夷と朝廷の物語。奈良の大仏建立の際、陸奥の小田郡から金が産出したというビッグニュースが朝廷にもたらされる。蝦夷の若者丸子嶋足は金と共に都に上り、数年後その才能により朝廷の官人となるが、橘奈良麻呂の平城京を揺るがす大事件に巻き込まれていく。蝦夷の若者を通して当時の権力争いを描いた傑作。歴史の教科書に載っていることの裏にこんな人間模様があったとは。1300年前の話とはいえ、根本的な人の考えややってることは今と変わらないんだなと思った。続きが気になり一気に読了。次巻も期待。2021/01/11

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