出版社内容情報
長年の体験と鋭い洞察で説く人生指南の書。
著者の長年の体験と鋭い洞察から生み出された「人生の知恵」。生きる指針が見失われがちな現代に贈る、貴重な人生の指針の書。
本書は五月に一挙に六冊文庫化された松下幸之助の「心得帖シリーズ」の四作目である。他の五冊が商売と経営をテーマにした作品であるのに対して、本書は表題どおり、人生についての考えを述べたものであり、その人生論はまさに松下自身の体験と鋭い洞察から得た“生き方の智恵”“人生の指針”といってよい。
▼たとえば、「病とつきあう」という項がある。そこで松下は、病から逃げてはいけない、病を恐れて遠ざけていると、病は後から追いかけてくる。反対に、病を味わい病と仲よくすれば、最後には病のほうから卒業証書をくれる、という。
▼実際、松下はもともと体が弱く、二十歳の頃に肺尖カタルを患い、三日働き一日休むというような生活をしていた。その後、体の調子と相談しつつ仕事を続け、結局、九十を超える人生を送った。
▼人間としての成功とは何か、悩みはどう解消すべきか、生きがいとは何か……。人生の達人・松下の言葉には時代を超えた説得力がある。
●人生の航海術
●運命に光彩を
●磨けば輝く人間の本質
●人間としての成功
●天分の発見
●まず信頼すること
●感謝する心
●怖さを知る
●人情の機微
●日々の体験を味わう ほか
内容説明
奥行きが深く、複雑で微妙な人生―。松下幸之助は、その人生における成功とは、みずからに与えられた天分を生かしきることだと言う。生きる指針が見失われがちな現代、人との出会いに感謝しつつ、仕事や人生に満足を得るにはどうすればよいのか。九十歳を迎え、未だ人生修業の途上と語った松下が贈る、万人に役立つ人生修養の書。
目次
人生の航海術
運命に光彩を
磨けば輝く人生の本質
人間としての成功
天分の発見
まず信頼すること
感謝する心
怖さを知る
人情の機微
日々の体験を味わう〔ほか〕
感想・レビュー
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めしいらず
北風
月讀命
モッタ
kubottar