土中環境―忘れられた共生のまなざし、蘇る古の技

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土中環境―忘れられた共生のまなざし、蘇る古の技

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784863587007
  • NDC分類 613.5
  • Cコード C2051

目次

第1章 土中環境とは(土中環境への目覚め;森林の状態と土中環境の相関性 ほか)
第2章 大地の通気浸透水脈(地形と大地の通気浸透水脈について;健康な河川の仕組みとその崩壊とは―貯水ダムとシルトの流亡プロセス ほか)
第3章 暮らしを支える海・川・森の循環(信仰に守られてきた大地の水循環―弘法大師の足跡から;「川のいのち」というもの―アイヌの暮らしと北海道の河川 ほか)
第4章 安全で豊かな環境を持続させてきた先人の智慧と技(過去の土木造作の技と智慧を見直す意味;土砂崩壊を土中環境から考える ほか)
第5章 土中環境改善の実例5例(太夫浜 海辺の森、海岸松林の環境改善(新潟・北区)
吉野山 太閤花見塚の環境再生(奈良・吉野町) ほか)

著者等紹介

高田宏臣[タカダヒロオミ]
株式会社高田造園設計事務所代表、NPO法人地球守代表理事。1969年千葉生まれ。東京農工大学農学部林学科卒業。1997年独立。2003~2005年日本庭園研究会幹事。2007年株式会社高田造園設計事務所設立。2014~2019年NPO法人ダーチャサポート理事。2016年~NPO法人地球守代表理事。国内外で造園・土木設計施工、環境再生に従事。土中環境の健全化、水と空気の健全な循環の視点から、住宅地、里山、奥山、保安林などの環境改善と再生の手法を提案、指導。大地の通気浸透性に配慮した伝統的な暮らしの知恵や土木造作の意義を広めている。行政やさまざまな民間団体の依頼で環境調査や再生計画の提案、実証、講座開催および技術指導にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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香菜子(かなこ・Kanako)

24
土中環境 忘れられた共生のまなざし、蘇る古の技。高田宏臣先生の著書。国内外で造園・土木設計施工、環境再生に従事されてこられた高田宏臣先生。ひとりひとりの人間は自分本位で自分勝手自分優先主義になりがちだし、人類全体でも人類本位で人類優先主義になりがち。でも地球は自分だけのものでもなければ人類だけのものでもない。全ての生物は土中環境でつながっているだから土中環境にもっと気を配って土中環境を大切にして共生していかないといけない。こういう土中環境の問題のことをもっと学校で子供たちに伝えていくべきです。2020/09/26

flatone

14
土中環境改善プロジェクトの施工前後の比較がとても面白かった。菌糸ネットワークが、腐敗した土壌を改善する様子がはっきりとわかる。縦穴と竹で通気確保し、そこに有機物として枝葉を入れる。こんなに小規模な作業で、砂地やグライ化した土が見事に団粒構造になっている。自然に対してこういう視点で理解できるようになれば、本質的に「自然と共生する」なんてことの本質が整理されていく期待が持てた。2020/11/15

gotomegu

8
土の中の空気や水の通りをよくして、草木を生やし、根っこが細かく張ることで菌の働きを活性化させる。それは先人の知恵でもあった。川や陸地をコンクリートで固めて土中の循環を止めてしまっていることで、森が枯れたり、土砂崩れが起きやすくなったりしている。FBなどでも地球守として情報を発信している高田さんの考えがギュッとつまっていて、理解しやすい。あとがきの最後の一文にグッときた。高田さん、なんてステキなひとなんだろう。2020/08/31

kamekichi29

3
災害が増えている原因を土中の環境の話から解説。力技で災害を抑え込もうとしている現代の土木工事が逆に土砂災害などを増やしている。 昔からの、土壌とその中を流れる空気と水の流れを押さえ込まないように工夫された伝統的な工事をしないといけない。 最近、土壌中の細菌とか、樹のネットワークとかばかり気にしていたけど、土壌の中を流れる空気と水も考えないといけないんだな、と良い刺激を受けた内容でした。2024/02/26

kiki

2
昔は良くて、現代はだめ。そんな二元論かなと正直読む前は思ってたけど、ちゃんとした背景があって古の叡智を敬っていた。現代のとにかく力づくで自然を押さえつけようとする方法には無理があるよねっていうことが、納得できる理論があった。2021/06/30

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