PHP文庫
「潔く」生きる―こだわっていても始まらない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569575353
  • NDC分類 159
  • Cコード C0112

出版社内容情報

紆余曲折の人生を正々堂々と歩む処世術とは。

人生は山あり谷あり、真っ直ぐには進んでいけないもの。そんな紆余曲折の人生を歩むために身につけるべき正々堂々の処世術とは何か?

本田技研の創業者・本田宗一郎は、社長退陣に際し、「自分は心身ともに健康である。だから退くことにする」と言ったという。“優勝請負人”と言われるプロ野球の森祇晶監督は、「優勝するには、55敗まではしてもよい」と考えるという。普通なら、健康だから仕事を続ける、優勝を目指すには75勝しなければならないと考えるところだ。しかし、この二人に共通するのは、仕事を続けることにこだわらない、勝ち続けることにこだわらない、いわば“反常識的な生き方”である。著者は、こうした生き方を、潔い生き方と言っている。

▼他にも福沢諭吉、勝海舟など、物事にとらわれず信念を貫き、潔く生きた人物を具体的に考察し、時に絶望と挫折を味わい、順風満帆に歩むことの難しい人生にいかに向き合うべきなのか、自らの身の処し方について、改めて考えさせられる示唆に富んだ作品である。

▼日本人が見失いつつある正々堂々の生き方を問いただす、異色の人生論である。

●プロローグ 「潔さ」によってこそ、新しい人生が拓ける 
●第1章 「潔さ」が真の人生を創る 
●第2章 「潔さ」こそ人生のバネである 
●第3章 捨てれば明日が見えてくる 
●第4章 何が人を「潔く」させるのか 

内容説明

「潔く失敗の責任をとる」「潔く退陣する」などという。だが、そもそも「潔さ」とはどんな態度をいうのか?それは自らの未練や執着を断ち切り、敗北や屈辱を認め、新たな飛躍を期して一時は「退く」こともいとわない、人生を積極的に生きる姿勢のことである。本書は、実際に「潔く」生きた実業家たちの事例や歴史上の人物の考察をまじえ、現代人に正々堂々の生き方を問いただす一冊である。

目次

プロローグ 「潔さ」によってこそ、新しい人生が拓ける
第1章 「潔さ」が真の人生を創る(体面や執着をのりこえよ;何をもって「潔し」とするか ほか)
第2章 「潔さ」こそ人生のバネである(退いて進む;屈して伸びる ほか)
第3章 捨てれば明日が見えてくる(忘却なくして前進なし;過去の栄光を捨てる ほか)
第4章 何が人を「潔く」させるのか(無欲ゆえの強さ;「利」と「義」―どちらをとるか? ほか)

著者等紹介

桜木健古[サクラギタケフル]
大正13年中国の上海市に生まれる。京都大学文学部中退。教員生活1年半ののち、中日新聞社入社。福井支局と外信部に勤務、韓国と西ドイツ特派員を歴任。退社後、著述に専念。少・青年期の心身の虚弱を自ら克服した体験を基に、多くの著書を現わしている。平成10年没
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