PHP文庫<br> 蜂須賀小六―秀吉の天下取りを支えた男

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PHP文庫
蜂須賀小六―秀吉の天下取りを支えた男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 284p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569575292
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

秀吉軍団の要となった知勇兼備の将を描く!

尾張の土豪の頭目の身から、秀吉に仕えて運命が拓け、軍団の要となった蜂須賀小六。独自の才で天下取りを支えた男の生涯を描く力作。

「夜盗の頭目」や「盗賊の首領」であったと語られることの多い蜂須賀小六。実は、これらの話は巷談によって流布した創作であり、実際の小六は、「秀吉動くところに、正勝(小六)あり」と謳われたほどの知略に優れた武将であった。

▼小六は決して勇猛な武人であったわけではなく、その寛容な人柄で多くの人々を惹きつけ、緻密な情報収集能力と鋭い状況判断力で豊臣秀吉の天下取りを支えた。

▼なかでも有名な秀吉の墨俣一夜城建設も、小六が命知らずの川並衆を従えて、的確に事を運んだことが成功の大きな要因であった。川並衆が小六の人柄に惚れ込んだからこそ為し得たのである。

▼信長への隷属を嫌いながらも互いに認め合った秀吉に従属し、齢四十を超えてから出世の糸口をつかんだ遅咲きの武将、蜂須賀小六。信長・秀吉をはじめ、今川義元、斎藤道三、明智光秀、徳川家康など五英雄英傑がひしめく時代を、独自の才で堂々と生き抜いた男の真実の生涯を描く力作小説。

●第1章 蓮華寺の親子 
●第2章 恩賞は鉄砲 
●第3章 郡村の人びと 
●第4章 美濃の大乱 
●第5章 義元を探せ 
●第6章 小六の去就 
●第7章 木曽川の男たち 
●第8章 天下布武 
●第9章 播州上月城 
●第10章 土牢の使者 
●第11章 備中高松城 
●第12章 清洲会議 
●第13章 小六逝く 

内容説明

尾張の小豪族である蜂須賀党は、守護代・織田一族の内紛や尾張と美濃の抗争のなかで、厳しい立場に置かれていた。父の死後、蜂須賀の当主となった小六は、織田信長の急速な台頭を横目に木下秀吉に従属。墨俣築城に功を挙げ、その後はかれの軍団の要となって活躍する。齢四十を越えてつかんだ人生の「転機」であった。秀吉の天下取りを支えた蜂須賀小六の生涯を描く力作。

著者等紹介

浜野卓也[ハマノタクヤ]
1926年、静岡県御殿場市生まれ。早稲田大学卒業。中高教員、山口女子大学教授を経て執筆生活に入る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

42
どの本を読んでも一様に秀吉は自己中心的ないやらしい奴に成り下がっているよな。2014/09/09

さきとし

2
小豪族としての蜂須賀小六正勝として描かれていて良い。後半が淡々と流れていくのは、主人公のやる気・気力の反映か。2023/08/25

ゆうへい

2
秀吉にとって、腹心の友である蜂須賀小六を中心に描かれています。秀吉と出会ってから出世するまでかなり苦労な日々を送り続けていたのが理解できます。蜂須賀小六を分かりやすく表現されています。文章もすらすらと読みやすく、初心者向けには合っていると思います。

BIN

2
豊臣秀吉を世に出すことに貢献した蜂須賀小六を描いた作品。秀吉に正式に使えるまでで約半分といったところ。織田信長のこと嫌いだから信長には使えねえというイメージがありましたが、気に喰わないところはありつつも初期からこの作品では信長の助っ人をやっていたりする。墨俣城以降は大きな功績は少ないが地味に秀吉を陰日向に支えてたんだなと実感はした。まあ、秀吉部下の小説でよくある秀吉の策を主人公発案になっているのはこの作品でもある。2015/04/07

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