出版社内容情報
日本と日本人を考える歴史評論集。
日本人を見つめる透徹した視線がさえわたる歴史評論集。著者による最後の評論「ルネサンスの読み方」を収録した、必読の一冊。
私たち人間が生きるということは、その時代を築いてゆくということだけでなく、歴史の中に存在しているという意味がある。その歴史にいかなる知恵を求め、自身の教訓となしてゆくかを世の先達たちは、繰り返してきた。社会が混乱に悩む現代こそ、再び、歴史に学ぶ時である。本書では、常に歴史家として時代を見つめ、メッセージを発してきた著者の晩年の作品を集成する。日本人必読の評論集。
▼内容は、著者による最後の長編評論となった、「ルネサンスの読み方」を始め、「バサラの化身――織田信長」、「秀吉を天下人へと駆け登らせた五人の凄腕」、「乱世の勝者と敗者を分けるもの」、「『義』に生きて『花』を咲かせる――毛利勝永」、「これを以って『創業者型人材』という――伊達政宗」、「『騎上の眼』で日本の将来を考えた男――坂本龍馬」、「『日本のビスマルク』がめざしたもの――大久保利通」、「花は桜木、人は武士」、「なぜ今、歴史小説なのか」……など、好編が満載。
●第1章 信長と秀吉
●第2章 男たちの群像
●第3章 維新回天の叡智
●第4章 歴史と日本人
●第5章 ルネサンスの読み方
内容説明
私たち人間が生きるということは、その時代を築いてゆくということだけでなく、歴史の中に存在しているという意味がある。その歴史にいかなる知恵を求め、自身の教訓となしてゆくかを、世の先達たちは繰り返してきた。社会が混乱に悩む現代こそ、再び、歴史に学ぶ時である。本書では、常に歴史家として時代を見つめ、メッセージを発してきた著者の晩年の作品を集成する。日本人必読の評論集。
目次
第1章 信長と秀吉(バサラの化身―織田信長;宣教師たちが信長を見誤った理由 ほか)
第2章 男たちの群像(源家二将の光と影―新田義貞と足利尊氏;「義」に生きて「花」を咲かせる―毛利勝永 ほか)
第3章 維新回天の叡智(龍馬とは何であったか;「騎乗の眼」で日本の将来を考えた男―坂本龍馬 ほか)
第4章 歴史と日本人(花は桜木、人は武士;「文化」という名の上昇エネルギー ほか)
第5章 ルネサンスの読み方(日本人が失ったもの;自由への鍛錬と苦悩 ほか)
著者等紹介
会田雄次[アイダユウジ]
大正5年京都市生まれ。昭和15年京都大学文学部史学科卒業。西洋史学専攻。神戸大学助教授、京都大学人文科学研究所教授を経て、京都大学名誉教授。文学博士。平成9年逝去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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