PHP文庫<br> 若者の「心の病」がわかる本―「ひきこもり」から「家庭内暴力」まで・精神科医のカルテ

電子版価格
¥510
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

PHP文庫
若者の「心の病」がわかる本―「ひきこもり」から「家庭内暴力」まで・精神科医のカルテ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569574998
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0112

出版社内容情報

問題行動や犯罪に走る青少年を救う処方箋。

引きこもり、いじめ、家庭内暴力、殺人等の問題行動や犯罪に走る青少年を救う手だてとは。臨床に当たる精神科医がその処方箋を説く。

十七歳前後の若者による凶悪犯罪が続発している。事件を起こした若者の周辺の大人や同世代の反応は決まって「普通の子がなぜ?」という驚きや戸惑いばかりである。同じ年頃の子をもつ親は、わが子がわずかな変化を見せたとき「もしやうちの子も」と不安を感じることが多いのではなかろうか?

▼本書では、大人には見えにくい若者の内面に隠された「心の闇」の存在を指摘する精神科医が、若者の心の叫びを解明し、その解決の糸口を探ろうと試みている。

▼ひきこもりや家庭内暴力、いじめ、不登校等に直面した若者への臨床を通し著者は、豊かさの中で何不自由なく生きてきた結果、生きる目標を見失い、虚無感に苦しむ若者が多いと警告する。

▼だが著者は、若者自身にその苦悩を克服する勇気が必要で、若さを立ち直る力として、決して親も子も希望を捨てないことを訴える。

▼現代の若者が何を考えているか、本書の具体例は年頃の子をもつ親にとっては、大変参考になるであろう。

●第1章 「ひきこもり」と「いらだち」の病理 
●第2章 増える不登校・出社拒否 
●第3章 エディプスなき社会の家庭内暴力 
●第4章 社会恐怖症と回避性人格障害 
●第5章 アイデンティティ・クライシスの時代 
●第6章 「いじめ」と「遊び」の区別がなくなった 
●第7章 拒食症、過食症の醒めない日々 
●第8章 臨床における性の問題 
●第9章 少子化時代の王子様、王女様 
●第10章 大震災とストレス、そして子供たち 
●第11章 思春期病棟のさまざまな人々 
●第12章 家族に何ができるのか

内容説明

「魔の17歳」というキーワードに象徴されるように、相次ぐ凄惨な事件や犯罪の主役となった青少年たちには、一見ごく普通の若者だが、実は大人には理解しがたい心の闇を秘めているという共通点がある。本書は精神科医である著者が、ひきこもりや家庭内暴力、いじめ、不登校といった問題に直面した若者のカウンセリングを通し、彼らの心の叫びを解明する。

目次

第1章 「ひきこもり」と「いらだち」の病理
第2章 増える不登校・出社拒否
第3章 エディプスなき社会の家庭内暴力
第4章 社会恐怖症と回避性人格障害
第5章 アイデンティティ・クライシスの時代
第6章 「いじめ」と「遊び」の区別がなくなった
第7章 拒食症、過食症の醒めない日々
第8章 臨床における性の問題
第9章 少子化時代の王子様、王女様
第10章 大震災とストレス、そして子供たち
第11章 思春期病棟のさまざまな人々
第12章 家族に何ができるのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akir@t

0
先日の「毒になる親」などが、あまりにも親のせいにしすぎているので、こちらも読んでみた。当然のことながら過保護・過干渉が問題なのだが、著者によれば、父不在&母の過保護・過干渉が問題の中心になっている。しかし、母もフルタイムで働く今日この頃、過保護・過干渉がそこまで多いだろうか?子ども自身が自信をもてない環境は問題だと思った。2015/10/23

Yossarian

0
読んでも、若者の「心の病」なんて全く分からなかった。

赤穂幹太

0
鬱の様な顔ってどんな顔2020/04/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2160098
  • ご注意事項

最近チェックした商品