出版社内容情報
初めての武家政権を開いた武将の波乱の生涯。 平家の棟梁として貴族に代るはじめての武家政権を開いた清盛。実力で武家の地位を高め、栄耀栄華を極めた武将の波乱の生涯を描く力作。 貴族政治が限界に及んだ時代に、平家の棟梁として初めての武家政権を開いた平清盛。本書は、彼の果敢な生涯を軸に、平氏の勃興から滅亡までを描いた長編歴史小説である。▼白河法皇の院政下、寺社勢力との抗争などから、平氏・源氏に代表される武家の台頭が顕著になっていた。中でも平氏は貴族に巧みに取入り、着実に力をつけていく。そんな折り、平氏の棟梁・忠盛は白河院の胤を身篭った祇園女御の妹・安子を賜ることに。子は忠盛の長男としてこの世に生を受ける。清盛の誕生である。やがて清盛は父が築いた地位と富を受け継ぎ、平家の棟梁として保元・平治の騒乱を制圧、源氏の勢力を削ぐとともに、朝廷に確かな地盤を築いていった。1167年、清盛は太政大臣に昇進。ここに平氏一門による政権が誕生し、以後十数年にわたり、一門は栄耀栄華を極めるのである。▼貴族政治の終焉と武家政権の誕生、中世の幕開けとなった時代をパノラマ的に描く力作である。 ●第一幕 比叡僧兵 ●第二幕 平氏勃興 ●第三幕 保元血風 ●第四幕 平治騒乱 ●第五幕 平氏極盛 ●第六幕 後白河院 ●第七幕 陰謀発覚 ●第八幕 平氏落日 ●第九幕 諸行無常
内容説明
「すばらしいお子じゃ。天下の権はこの子に集まろう。よう見い。恐れを知らぬ、この面構えを―」。白河法皇のご落胤でありながら、武将平忠盛の長男として生を受けた清盛。貴族政治が限界に及んだこの時代に、父を継ぎ、武門の棟梁として初めて政権を打ち立てた男である。中世の扉を開いた清盛の果敢な生涯を軸に、平氏の勃興から源平合戦、そして滅亡までを描く長編小説。
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