出版社内容情報
世界に名を馳せた名提督の生涯を描き上げる。 日本海海戦の勝利により、後代の他国の提督たちにまで尊敬された、東郷平八郎。その波瀾に満ちた生涯を、勇壮に描き上げる長編小説。 日露関係の緊張が極限までに高まり、まさに風雲急をつげていた1903年、「もはや開戦止むなし」と腹をくくった、海軍大臣・山本権兵衛は、意外な男を、決戦を指揮する、連合艦隊指令長官に抜擢した。その男こそ、本書の主人公・東郷平八郎である。▼山本は、その人事を明治天皇に奏上する際、「東郷は、運の良い男ですから」と起用を理由づけた。明治日本は、存亡の命運を、東郷平八郎という男が持つ“強運”に賭けたと言っても言い過ぎではない、その言葉通り、東郷は、まさに“強運”、もしくは、“天祐”と呼んでも良いかのような戦闘経過によって、敵国ロシアの旅順艦隊、ウラジオストック艦隊、そして世界が怖れたバルチック艦隊のすべてに圧勝する。その勝利の折に吐いた言葉、「勝って兜の緒を締めよ」は、歴史に残る名言として、現代に語り伝えられている。▼後の他国の提督たちにまで尊敬された、日本海軍随一の名提督の活躍を描く書き下ろし長編小説。 ●序章 高陞号事件 ●第1章 薩英戦争の洗礼 ●第2章 討幕の軍艦 ●第3章 海の戊辰戦争 ●第4章 英国のネービー魂 ●第5章 日本海軍の礎 ●第6章 日清の戦雲 ●第7章 東郷マインド ●第8章 連合戦隊指令長官 ●第9章 血風・旅順港 ●第10章 皇国の興廃、この一戦にあり
内容説明
日露関係の緊張が極限まで高まり、まさに風雲急をつげていた時、海軍大臣・山本権兵衛は、意外な男を、連合艦隊司令長官に抜擢した。それが、本書の主人公・東郷平八郎である。山本は明治天皇に奏上する際、「東郷は、運の良い男ですから」と、起用を理由づけたが、その言葉どうり、明治日本は、命運を彼の強運に賭けたのであった。日本海軍随一の名提督の活躍を描く、長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MIKETOM
km.
夢仙人
ARIA