PHP文庫<br> 大谷吉継―「関ケ原」に散った仁将

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大谷吉継―「関ケ原」に散った仁将

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  • サイズ 文庫判/ページ数 372p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569573953
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

友への信義を貫き、関ヶ原に散る智将の生涯。  盟友・石田三成との信義を守り、関ケ原の合戦で壮絶な最期を遂げた仁将・大谷吉継。その鮮烈かつさわやかな生涯を描く感動の歴史巨編。  盟友・石田三成との信義を貫き、関ケ原の合戦で壮絶な最期を遂げた武将・大谷吉継。近江長浜城主時代の豊臣秀吉に見出され、賤ケ岳の合戦で「七本槍」に匹敵する武功をあげた成年時代。越前敦賀城主となり、島津攻め、北条攻め、朝鮮の役と活躍を続ける壮年時代。「関ケ原」以前の吉継を克明に描く本書は、最後まで忠義と信義を貫いた吉継の人となりを見事に描き出している。▼秀吉から「百万の大軍をあずけてみたい」とその才気を愛されながら、現代でいうハンセン氏病と内なる闘いも続けねばならなかった吉継。やがて秀吉の死後、野心を隠そうとしない徳川家康と豊臣家を守ろうとする石田三成の対立が深まるなかで、吉継は静かに自らの宿命に身をゆだねていく。▼裏切った小早川秀秋の大群が押し寄せるなか、従容として死につく大谷吉継の散りぎわは、関ケ原の合戦のクライマックスにあって一陣の風のごとくさわやかである。「戦後最高の男」を活写した歴史巨編。  ●湖北早春 ●賤ケ岳残照 ●越前敦賀城 ●朝鮮海峡の風 ●不昧因果 ●鬼哭関ケ原

内容説明

盟友・石田三成との信義を貫き、関ケ原の合戦で壮絶な最期を遂げた仁将・大谷吉継。秀吉に見出され、賤ケ岳の合戦で戦功をあげた青年期。越前敦賀城主となり、豊臣政権の奉行として活躍する壮年期。「関ケ原」以前の吉継を克明に描く本書は、秀吉の死後、諸大名が裏切りと日和見に終始するなか、正義と至誠に殉じた吉継の人となりを見事に描出する。「戦国最高の男」を活写した歴史巨編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

33
石田三成と大谷吉継は、やはり二人で一つだな、という感じがする。豊臣の恩に報いるため家康との戦いを行おうとしていた石田に対し、論理的思考から勝ち目がないことを進言してくれたすばらしい友人だった。このとき石田が考え直してくれたら、もしかして日本は全く違っていた、かも知れない…。病のためにただれた皮膚を隠すため頭巾をかぶり、視力もほとんどなかったとされるが、頭脳は生涯明晰だったのだろう。関ヶ原での裏切りがなければ、その後きっとすばらしい時代を作っただろう。2013/10/07

プヨ

5
「のぼうの城」からまた大谷吉継熱が再燃して6年ぶりで再読。石田三成との逸話は他の本でもよくとりあげられてるけど、他ではあまり描かれてない話が結構載ってて嬉しかった。大きな戦いがあっという間に終わったり、小さなエピソードが丁寧に描かれてたりして、んっ?と時々なったけど全体的に面白かった。まったく個人的な感想だけど、小姓を庇って蟄居させられた香椎が今住んでるとこのすぐ隣の駅でなんだかちょっと親近感(?)わいてしまった^^2012/12/15

らき

4
病気ゆえ、他の武将から嫌煙されてたのではと思っていたが、多くに信頼され、慕われていたことを知り、大谷吉継の魅力を感じた。三成との友情を貫く姿も良かった。宇喜多秀家が素敵だったので、彼の話を読みたくなりました。2010/11/19

トリコ

2
刑部の一生を駆け足で追った1冊。丁寧に書いている部分とそうでない部分の落差が激しく、面白いだけに1冊で終わらせてしまうのはもったいないなぁと思いました。この流れならもう関ヶ原なくて良かったんじゃと思える構成だったので、いっそ秀吉死去辺りで止めても良かったのでは。2012/02/16

BIN

2
大谷吉継の一生涯を知るには良い本だと思う。三成とは対象的に味方が多いのも面白い。ただ、秀吉が100万の兵を率いさせたいと言われた軍才を唯一示した関ヶ原での奮闘ぶりがほとんどなく非常に物足りない。2010/11/11

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