PHP文庫<br> イソップ寓話の経済倫理学―人間と集団をめぐる思考のヒント

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PHP文庫
イソップ寓話の経済倫理学―人間と集団をめぐる思考のヒント

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  • サイズ 文庫判/ページ数 356p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569572611
  • NDC分類 388
  • Cコード C0134

出版社内容情報

競争して生きるための大切な知恵を導き出す。  人間が個人として自立し、競争して生きる上での大切な知恵を、イソップをはじめとする寓話の世界を読み解くことで導き出した教訓集。  ウサギとカメの競争の話などで有名なイソップ寓話集。つい子どもの読み物と考えがちだが、その教えるところは、厳しい競争社会を行き抜くための叡智の宝庫である。 ヘビは邪悪で、ロバは愚か、キツネは狡猾、サルは賢いようでいて知恵が浅い??こうして性格づけられた動物たちは、その言動を通じて様々な愚行の典型を示す。そこに描かれるのは、賢いものが勝ち残り、愚かなものが敗退するという徹底した弱肉強食の世界であり、他者の善意に甘えたり、悪い性質がよくなったりする「幻想」は一切排除されている。 このような寓話の数々を、感情レベルで理解せずに、損得の「勘定」に還元して考察する「経済倫理学」の立場から読み解いたのが本書である。人間は感情に即して生きる一方、利益を求めて不利益を避け、正義を成就して不正を避けようと行動している。そんな人間社会の現実の中を、他者と競い合って生きていく上で、本書はまたとない知恵袋となろう。  

内容説明

ウサギとカメの競走の話などで有名なイソップ寓話集は、動物を主人公に様々な愚行の典型を示し、厳しい競争世界をしたたかに生き抜く知恵を教えている。倫理(感情の問題)を経済(勘定の問題)に還元する経済倫理学の立場から、2500年前のイソップの教訓を今日的視点で読み解く本書は、人間が甘えを排し、競い合って生きる上での叡智の宝庫であり、混迷の現代におくるまたとない知恵袋である。

目次

人間というもの
賢愚・優劣・貴賤・美醜・貧富
利己主義と利他主義
愚考と愚行
商売と金儲け
さまざまな知恵
人生哲学
男女関係
正義・裁判・復讐
運命・予言・予測〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やつき

0
イソップ以外にも寓話がいろいろ。作者のオリジナル寓話はつまらない。解釈も別に、全部よまなくてもいい感じ。巻末の参考文献を読みたくなった。2015/04/02

ろーれる

0
タイトルは難しいがそんなに難しくない。2008/12/16

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