PHP文庫<br> 日本史 怖くて不思議な出来事

PHP文庫
日本史 怖くて不思議な出来事

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569571775
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0121

出版社内容情報

  飛鳥時代に目撃された謎の飛行物体、言葉を話す腫物、幕末に捕獲された河童、かまどに住んでいた坊主……日本史の中の不思議な実話。  いよいよ夏本番。夏と言えば、なくてはならないのが怪談である。怖い話を聞けば、暑さも吹き飛び、背筋もゾゾーッ。そこでおすすめしたいのが本書。といってもそんじょそこらの怪談集とはちょっと違う。これは奈良時代から江戸時代まで、ちゃんと記録に残っている立派な(?)怪談、いや事件なのだ。たとえばどんな事件が載っているかというと、まずはUFOの目撃談。飛鳥の法興寺竣工供養会(596年)の折、突然怪光を発する飛行物体が現われた。江戸時代には、桃色の肌に赤い髪の女が鉄製の円盤に乗って海岸に漂着し、その姿は絵として記録されている。超常現象もある。誰もいないのに火鉢や棚が空中に浮き上がったり、越後の弥彦村では、雪の日なのに突如砂利が降ってきたのだ。また、おなじみの異人たちもいる。鬼と言われた酒呑童子、妖術を操る役行者、冥土と現世を往復する小野篁、陰陽術師・安倍晴明……これらの話も詳しく紹介してある。  

内容説明

「飛鳥時代に目撃された謎の飛行物体」「京都で突然姿を消し、江戸浅草に落ちてきた男」「信長や秀吉も認めた超能力者・果心居士」「大量の砂利が降ってきた越後の村」「坊主が住む奇怪なかまど」など、過去、日本で目撃された異常な出来事は超常現象か、はたまた宇宙人のしわざなのか?土蜘蛛伝説や酒呑童子伝説の真実とは?歴史上確かな記録として残る怪奇事件を集大成。

目次

第1章 宇宙人の飛来か
第2章 超能力者の秘法
第3章 謎の異人たち
第4章 恐怖を呼ぶ超常現象
第5章 鬼と妖怪
第6章 闇の中の怪異

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kimi

7
元祖耳袋に入っているお話を含むたくさんの不思議でキュートな昔話。2015/09/11

あんさん

2
不思議な話も当時の人々にとっては真実だったんだろう。これも日本の歴史文化の一部。2020/02/22

bittersweet symphony

1
中江克己さんは巻末のプロフィールを見ると歴史系ノンフィクション作家というよくわからない職種ですね。「江戸の躾と子育て」でもあまり良い評価にはならなかったのですが、今回は福岡空港で飛行機待ちのときに魔がさしてしまいました。内容的にはいわゆる超常現象的記述を古代~近世の文献からピックアップしているのですが、ノンフィクション的に扱うのに元ネタが「日本書紀」「古事記」というのもどうかと思いますが「今昔物語集」ネタ(久米仙人が女性の足を見て落っこちる話)があるのは…。2007/09/11

にゃんちゅー

1
★★★☆☆ 昔の文献に記載されている、奇妙なお話がたくさんかいてあります。よくもまあこんなに集めたもんだと思いました。話の内容は突飛なものばかりで、本当にあったのか信じがたいです。2012/02/20

なるかみ憂

1
変身して悪と戦うとか、光の剣を振り回すとかそういう想像は出来るけど、「黒豆を蜂に変える忍術」とか「天女が接吻する夢」といった発想は現代に生きてるとなかなか出来ない。親方!空から男の人(25〜26歳)が!事件(1810/7/20)とか眉唾だしUFO説とか宇宙人説に持っていきがちだけど、読み物として面白い。ロマンだ夢だ2011/03/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/228657
  • ご注意事項