出版社内容情報
松下幸之助、最晩年の思いをまとめた随想集。 松下幸之助が、92歳から生涯を閉じる寸前までに語った人生に対する思いを、本書は一冊にまとめたものである。最晩年の深い感懐といえよう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mitz
4
今朝の日経新聞朝刊に「頭のIQより心のEQ(Emotional Intelligence Quotient)」という記事があったが、松下幸之助はまさに“EQ”の人だったのだと、この本を読んで思った。もちろん、頭もずば抜けてよかったとは思うが、ひけらかしやおごりなど微塵も見せずに、等身大でありのままの気持ちを平易な言葉で語っており、松下幸之助の暖かさや寛容さを垣間見る事ができた。そして何より、90歳を過ぎてからの著作であることに驚かされる。歳をとってもEQは衰えず、むしろ高めることができるのであると思った。2015/01/07
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