出版社内容情報
夫婦愛、親子愛、隣近所の心のふれ合い。人気落語家の立川志の輔が庶民が織りなす笑いのドラマ100を厳選。古典落語入門の決定版。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
breguet4194q
135
入門書としては十分な一冊。あまり馴染みのない分野でもあるので、自分の知らない世界を少し垣間見ることができました。幾つかの噺は知ってたり、実際落語家の実演も見たことはあったけど、さすが古典とだけあって、知らない名作が多くあることに驚きました。しかも噺家の力量によって、完成度が違ってくるから面白い。この本を頼りに気になった噺家の実演を観に行きたいと思います。2024/05/08
月讀命
73
古典落語が100話。それも、NHKのためしてガッテンの立川志の輔の著という事で読んでみた。百話のうち知っているものは極僅か。自分の知識の無さを改めて感じさせられた。落語のあらすじという意味では非常にためになる。しかし、テレビなんかで見る落語の様に、ビャっと伝わってこない。イマイチ、感動しない。やはり落語は、噺家さんの話術がその真髄である事を知った様な気がする。さらに言えば、浅草の寄せに行って、噺家さんの息遣いを聞き、噺家さんとお客さんとの言葉で顕われないコミュニケーションの上で成り立っているのだと感じた。2010/09/15
森林・米・畑
64
落語はよく知らなかったが、NHK「昭和元禄落語心中」がきっかけで興味を持つ。100席の噺がコンパクトに纏められており、初心者には良い。噺のジャンルごとに章を分けてあり分かりやすかった。これを機会に落語を見直してみたくなった。2021/06/27
優希
51
情緒深い噺から笑いたっぷりの滑稽噺まで100席の落語が詰まっていました。文章だけでも面白いので、寄席で聞いたらもっと面白いだろうなと思いました。2023/02/12
おさむ
46
2015年のトリを締めるのは、志の輔監修の古典落語本。SFから廓話、親子夫婦の人情話、怖い話等そのジャンルの幅広さに、長く続く芸能の深みを感じました。個人的には「芝浜」が一番好きです。談春の赤めだかによると「立川流」の二つ目昇進の1条件は「古典落語50席を覚えること」。その大変さがよーくわかりました。2015/12/31
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