出版社内容情報
秀吉軍団の司令塔として朝鮮出兵などでも大活躍した俊傑・小西行長。深い慈悲の心を併せ持ったキリシタン大名の、波乱に満ちた生涯。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomoichi
4
商人として、水軍の長として、キリシタンとして、加藤清正のライバルとして、そして石田三成の友として、関ヶ原の合戦に敗れ三条河原で処刑された悲劇の武将として生きた小西行長とその一族の物語。作者の腕がいいので面白く星3つ。小西行長について文禄・慶長の役についての本がもっと読みたくなる事間違いなし。2015/10/10
BIN
1
かなり聖人君子な小西行長。海に陸に大活躍しており、可能な限り敵も殺さずを徹底し、海外の文献にも名を残す凄い名将。秀吉の紀伊攻めの場面があるというのは結構珍しいのではないだろうか。また清正ともっとがんがん喧嘩しているイメージがあったのだが、清正がぎゃんぎゃん吠えているだけで、基本的にはスルーというのもなかなか痛烈。最後関ヶ原で負けて斬首されるが見事に生ききったと感じた。小西好きにもいい作品なのではなかろうか。2012/05/11
Ryuji
0
★★★★★