出版社内容情報
人間とクジラは会話ができるか。人間より多い脳のしわ、出産と子育ての方法、集団自殺の謎など、知るほどに不思議なクジラの生態。
内容説明
狩りの対象として、人間の友達として、またあるときは海に棲む神の使いとして、人間と太古の昔から深い関わりをもってきた動物、クジラ。ときには漁師に魚の居場所を教えてくれたり、遭難しかかった人間の命を救うこともあるという。本書は「クジラの歌の秘密」や「気泡を使った驚くべき餌集め」「水中出産と母乳の与え方」など、かわいくて不思議なクジラの生態を美しいイラストとともに紹介。
目次
第1章 七つの大海を支配する王・クジラ(クジラの潮ふきは何本に分かれるか?;クジラとイルカはどう違う? ほか)
第2章 クジラの巨体の秘密を探る(クジラはほんとうにヨナをのみ込めたか?;好き嫌いの激しいクジラは体格が良い? ほか)
第3章 知るほどに不思議なクジラの私生活(ハクジラは亭主関白、ヒゲクジラはかかあ天下?;数万キロメートルの旅をするクジラ ほか)
第4章 人間とクジラの新しい関係(人間がクジラを初めて見たのはいつか?;魚の居場所を教えるクジラ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamakujira
4
タイトルから、クジラについての雑学を羅列して軽く読める内容を想像していたら、53編のトリビアには意外と学術的な言及が多くて、でも読みやすくて勉強になる。「槍をもつクジラと川にすむクジラ」「気泡の網でオキアミを集めるザトウクジラ」「マッコウクジラは3000メートルも潜る」など、動物番組で取り上げられる周知のネタもあれば、「海底を掘りかえして食物を食べるコククジラ」「クジラは海水を飲むことができるか」「皮膚を波打たせて高速で泳ぐクジラ」などは自分にとっての新知見もあっておもしろかった。 (★★★☆☆)2018/10/10
naoto
1
陸を歩いていたクジラの話、出てたかな?記憶がないんだけど。クジラと言うと、捕鯨問題となりそうですが、生態と体のシステムについて、勉強になりました。2010/03/16
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