出版社内容情報
毛利元就がその命運を賭けて戦った厳島合戦で、大きく勝利に貢献した村上水軍の大将・武吉。権力に与せず、自由を貫いた男の生き様。
内容説明
厳島の決戦を前に、重い心で海を見つめていた元就の耳に警固兵たちのどよめきが聞こえてきた。「大殿、丸に『上』の文字が見えまする」。村上水軍の旗じるしだ!「勝った。これで勝てる…われらの首がつながったぞ」。元就はだれにともなくつぶやきかけた。―毛利とくみしながらも軍門にくだることを拒み続け、信長、秀吉らとも互角にわたりあった「自由の民」村上武吉の生涯。
感想・レビュー
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- 和書
- 本性