出版社内容情報
傲りと楽観は常勝の組織を揺るがす。太平洋戦争の実質的な勝負を決したマリアナ沖海戦に参加した海軍参謀が初めて語る五十年目の真実。
内容説明
昭和19年6月、マリアナ沖海戦を主とする「あ」号作戦で、連合艦隊は米軍に完敗し、組織ある作戦能力を失い、また海軍の主戦力となる有力な航空部隊の再建も絶望的となった。これは太平洋戦争において、日本の敗北が決定的となったことを意味した。マリアナ沖海戦に参加した海軍参謀が初めて語る太平洋戦争の真実。
目次
序章 追われるが如く(ラバウルよさらば;トラックとサイパン;占領地の種々相 ほか)
第1章 来るべき艦隊決戦に備えて(八度目の飛行機隊の編制替え;再びシンガポールへ;わが海・陸軍部隊の実情 ほか)
第2章 マリアナ沖海戦(期待外れの基地航空部隊;アウトレンジ戦法という幻想;小沢部隊の完敗 ほか)
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