出版社内容情報
大海人皇子と大友皇子が帝位を争った壬申の乱。その陰に、大友と明日香皇女の悲しくも美しい愛が育まれていた。感動を呼ぶ長編力作!
内容説明
大友皇子と大海人皇子との間で繰り広げられた壬申の乱。先帝・天智天皇は死の床で息子・大友に帝位を継承しようとしたが、大海人の密かなる旗揚げにより、戦乱の火ぶたは切られた。純粋無垢な娘・明日香皇女との愛だけを心の支えに、戦いに挑む大友。激闘の末、遂に追い詰められた大友を待っていたものとは…。天帝をめぐる激闘のさなかに綴られた悲しい愛を、見事に描き切った感動巨編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kame
1
元々古代史が好きだったので、図書館でタイトルを見た瞬間自然に手に取っていました。とりあえず、明日香と大友が悲恋過ぎてやばい。最後の即位式のシーンは自然に泣けてました…。人名とかがとても多く、付属の関係図も一部の人しか載っていないので、読むのはそれなりに根気はいりますが、感動するので読む価値は本当にあると思う。私は図書館で借りたため時間制限のある中で読んだので、ひとりひとりの細かいドラマにはあまり目を向けられずに読了してしまいましたが、細かく読むともっと味の出てくる作品なんだろうと思います。2014/01/15