出版社内容情報
一介の油売りから度胸と才覚だけで美濃一国の支配者にまで成り上がった男、斎藤道三。国盗りに生涯を賭けた武将の実像に迫る歴史長編!
内容説明
「こやつの頭の回転の速さはどうだ。それに、この尋常でない腹の据わりようは…大たわけどころか、きっと何かをやりおるぞ」道三はいち早く娘婿・信長の器量を見抜いていた―。一介の油売りから、度胸と才覚だけで美濃一国を支配するまでになった斎藤道三。蝮(まむし)と呼ばれ畏怖された戦国武将を、これまでにない解釈と練達の筆でよみがえらせた傑作歴史小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糜竺(びじく)
35
サクッと読めました。マムシとも言われた斎藤道三は名前は知ってましたが、実際にどんな事をした人なのかあまり知りませんでした。どうやって油売りから美濃一国を支配するまでに到ったのか、この作品を通して知る事が出来ました。個人的なイメージでは、今までは悪どく残虐な男で、謀略を駆使して美濃を盗み取った男なのではないかと思ってましたが、まあ、見方によっちゃあその通りなんですが、戦国時代はそんな人間は吐いて捨てるほどいたわけだし、この作品の道三はなかなかの男っぷりの人物でした。道三ついて知れて良かったです。2014/08/13
糜竺(びじく)
14
再読。2023/02/02
BIN
4
油商人から一代で美濃を乗取った斎藤道三を描いた作品。副題の「信長が畏れた・・・」は全く関係ない。基本的には死ぬところまで書かれているが、信長と会同した後は端折っている。普通によく知られている万能人の道三で描かれているので、短いしさくっと読む分には良いかな。あまり知らない人向けか。2014/03/28
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