内容説明
1652年、セント・マイケル小路にロンドンの初のコーヒー・ハウスが開店…。18世紀初めには2000店を数え、貴族・政治家からニセ医者・ペテン師まで、様々な階級の人々が集ったコーヒー・ハウス。当時の政治、経済、ジャーナリズム、文化・文学の世界で、コーヒー・ハウスが果たした多岐にわたる役割をたどりながら、近代都市文化が花開いた18世紀イギリスを生き生きと描き出す、ユニークな生活史。
目次
第1章 コーヒー・ハウスの生活史(コーヒー事始め;コーヒー・ハウス、ロンドン開店;文化の〈るつぼ〉 ほか)
第2章 コーヒー・ハウスとジャーナリズム(コーヒー・ハウスの政治家たち;ジャーナリズムの発達 ほか)
第3章 コーヒー・ハウトとウィットたち(ドライデンと「ウィル」;「ベットフォード」の文学 ほか)