出版社内容情報
近頃、学校教育と家庭での教育の間に、手つかずの空白部分が生じつつある。本書は学校で出来ることの考察を通して、家庭で責任をもって行うべき教育を明らかにする。
内容説明
教育とは、知識を教えるだけでなく心も育てること。そのためには、家庭の空気、家風が非常に重要である、と著者は言う。本書は、豊かな時代の教育の落とし穴や、しつけや“話し聞く”ことばの教育の重要性、失われつつあるこども同士の遊びやケンカの大切さなど、日頃忘れられがちな教育のヒントを綴っている。親だけでなく教師にも役に立つ示唆に富んだ一冊である。
目次
1 「学校」と「家庭」の立場〔ほか〕
2 古典の暗誦〔ほか〕
3 日本語と国語〔ほか〕
4 休み時間〔ほか〕
5 空気の教育〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Heyryo Motoyama
1
子どもへの教育問題の中で親の方が問題である多いとのこと。子どもを育てるという教育がない、しかも核家族化で家庭教育の指導者もいない。知識を教えるだけが教育ではない。心の教育の為にも家庭の空気や家風が重要であると。2015/03/12
Tsutomu Yamamura
0
読売新聞の夕刊に連載(1985~87年)されたコラムとのこと。確かに、新聞の中のコラムとして読むのには、短文ですし気軽で楽しいと思いますが、文庫本としてまとめて読むと、同じようなお話しが多かったりして、飽きてしまいます。なにより、教育に関する30年前の話題は、さすがに古さを感じてしまいますが、それは、今読んでいる私の選択の責任です。2015/04/11
shiaruvy
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