出版社内容情報
古代中国の戦国の世に駆使された策略や権謀術数をおもしろいエピソードで綴った『戦国策』「隗より始めよ」「蛇足」など、人間の心理を知り尽くした戦略・戦術の体系書。
内容説明
古代、郡雄割拠の時代を生き生きと描いた史書戦国策―「隗より始めよ」の郭隗、秦の封じ込めのために六国連合の必要性を説く合従論の蘇秦、その合従論の切り崩しを計る連衡策の張儀、秦の対外基本政策「遠交近攻」を提唱する范雎、…など、数々の権謀術数から導かれた戦略・戦術の決定書のなかから、様々な人間ドラマを厳選しわかりやすく紹介する。
目次
百言（見えすいた言いのがれ；骨折り損はおやめなされ；敵側に追いやるより味方につけたがお得；泥をかぶって主君を立ててこそ忠臣；重臣が幅をきかせ、主君の影はうすくなる ほか）
百話（美しいライバルの鼻を削がせる；張り合いすぎるは共倒れのもと；“不死の薬”の効用；わかったと簡単におっしゃるな；名馬のいななきをお聞きあれ ほか）
